【例文あり】第二新卒の自己PRの書き方~ポイントを押さえてより魅力的に
第二新卒で転職活動をしていると、
「自己PRってそもそも何を伝えればいいの?第二新卒で職歴が3年未満だから自己PRすることがない・・・。」
と悩んでしまいますよね。
第二新卒はスキルや経験がない若者の転職であるため、自己PRや志望動機が中途半端では内定がでません。
私はこれまで約10年間、採用担当者を経験し第二新卒の採用に携わってきました。
採用に当たって、惜しいなぁと思う自己PRもたくさん見てきました。
結論から言うと、第二新卒の自己PRで1番重要なのは、「基礎マナーがある」ことをアピールすることです。
企業が第二新卒を採用する理由として「研修なしで早期に戦力化したい」という人事の思惑があるからです。
そのため基礎研修を受けていなければ第二新卒として採用する企業の旨味が大きく減ります。
このように第二新卒の自己PRはコツがあり、外すと不採用になってしまいます。
第二新卒で自己PRに悩んでいる方は最後まで一読し、しっかりと採用担当者に伝えられるようにしましょう。
自己PRを納得感のあるものに仕上げるためには自己分析が最重要となります。
しかし、どのように自己分析をすればよいかわからない方もいますよね。
そんな方は就職支援サービスで自己分析をサポートしてもらいましょう。
そうすることで1人で悩む時間も減らせますし、その分他の対策などに時間を割くことができます。
また、転職のプロが客観的な目線で分析してくれるため、1人では気づけなかった強みややりたいことがわかります。
筆者のおすすめのサービスであるハタラクティブはフリーターや第二新卒など、職歴に自信がなく自分がどんな仕事に就けばいいのかわからない若手の方におすすめです。
目次
【採用担当が教える】第二新卒の自己PRはどこが評価される?
第二新卒の自己PRで評価されるポイントは、基礎的なビジネスマナーが備わっているかどうかです。
具体的には、電話交換や、名刺交換マナーといったことです。
「そんな程度のことで評価されるの」
と思われるかも知れませんが転職者にビジネスマナーを教えるのはとても労力がかかります。
お金をかけて基礎的なマナーを仕込んで貰えるのは新卒入社した人だけの特権で、第二新卒の強みです。
第二新卒が評価されるのは短いながらも社会人経験があり新卒や既卒者よりも早期に戦力化できるためです。
もしフリーターなどの既卒者を採用した場合、人事部で新人研修を受けてもらい現場に配属する流れになります。
人事部も教える時間がなく、配属までに時間がかかってしまうため企業の負担は非常に大きいのです。
一方で第二新卒者はすぐに現場に配属することができます。
これは企業の採用担当者にとっては非常に大きなメリットです。
筆者も10年間ほど新人教育を担当してきました。
既卒者(フリーター・ニート)は戦力化までに半年以上の時間がかかります。
それに対して、第二新卒はすぐに部署配属できるという大きなメリットを感じていました。
筆者も10年間ほど新人教育を担当してきましたが、
- 既卒者(フリーター・ニート):戦力化までに半年以上の時間がかかる
- 第二新卒:はすぐに部署配属でき即戦力
と感じています。
このように基礎的なビジネスマナーをしっかりと持っているのが第二新卒です。
早期に戦力化が期待できるからこそあえて企業は第二新卒を採用しています。
企業側の求めているものを知り、評価されるようにしましょう。
コラム:ビジネスマナーが評価されるのは中堅企業・大手企業
ビジネスマナーが評価されるのは中堅企業・大手企業が中心となります。
一方で零細企業やベンチャー企業ではそもそも研修がないことも多いです。
そこでビジネスマナーをアピールしても無意味でしょう。
筆者としては強い目的がなければ第二新卒での転職は大手を目指すべきだと考えています。
第二新卒から大手への転職は可能です。
また、長い仕事人生でみたときに大手の仕事を知ることは勉強になるためです。
第二新卒から大手への転職は「第二新卒が転職できる大手企業一覧!スムーズに転職する方法とコツ」を御覧ください。
詳細に解説しています。
自己PRの書き方について悩んでいませんか。
次は、評価される第二新卒の自己PRの書き方について解説します。
評価される第二新卒の自己PRの書き方
「どうすれば評価される自己PRを書くことが出来るのだろうか」と悩んでしまいますよね。
自己PRを書くコツとして、出来るだけ簡潔に伝えたいことを結論先行で書くことが大切です。
具体的には、以下のポイントが大切です。
- 書き方1:結論から書く
- 書き方2:出来るだけ200文字以内で書く
- 書き方3:必ず研修を受けた内容についても言及する
それぞれについて解説します。
書き方1:結論から書く
結論から文章を書くことを心がけるようにしましょう。
結論を先に書くことで、何が伝えたいのかが分かりやすくなるためです。
結論を先に書き、後ろに捕捉の説明を入れることで、より具体性があり伝わりやすい文章を書くことができます。
単純なことに感じるかも知れませんが皆さんができていないことです。
筆者の経験では100人中20人程度しか結論から書くことが出来ている人はいませんでした。
たったそれだけのことで差がつくのです。
ぜひ、やってみて効果を実感してみてくださいね。
書き方2:出来るだけ300文字以内で書く
出来るだけ300文字以内で書くようにしましょう。
新卒の場合は140文字以内程度が好ましいとされています。
ですが第二新卒には職歴やマナー研修の内容を書く必要性があるため、多少長くなっても問題ないためです。
特に、第二新卒の方で基礎マナー研修について触れていない方が多すぎます。
必要なことはしっかりと書き、選考に通るように出来るだけ短くするという意識は持つようにしましょう。
書き方3:必ず研修で受けた内容についても言及する
職歴の部分だけを強調して自己PRするのではなく、研修で受けた内容についても言及するようにしましょう。
職歴だけを強調されて書かれていないと、基礎マナーが身についているのか採用担当者が不安になるためです。
企業側は、新卒に対して大企業であればおおよそ1人頭200万円の経費をかけて研修を実施しています。
基礎マナー研修について書いていない、ということは200万円分の受けた恩恵を捨てているのと同じことです。
必ず、研修内容を自己PRに記載するようにしましょう。
評価される第二新卒の自己PRの書き方まとめ
- 書き方1:結論から書く
- 書き方2:出来るだけ300文字以内で書く
- 書き方3:必ず研修で受けた内容についても言及する
【注意】自己PRが書けない人は「自己分析が不十分」
自己PRが書けない人は、「自己分析が不十分」ですからPRするのは厳しいでしょう。
自己分析が曖昧だと、何が強みなのかが明確になっておらず自己PRを書く手が止まってしまうためです。
いきなり自己PRを書くのではなく、自己分析をしっかりとする必要性があります。
自己分析のやり方がわからないという方はこちらの記事「一生使える自己分析の方法!ステップ式で誰でも簡単に自己分析を深くする手順を全解説」を参考にしてください。
ちなみに自己分析が甘いと、やりたいことや働きたい環境が分からず職場と何回もミスマッチしてしまいます。
つまり妥協した仕事生活を過ごしたり何度も転職を繰り返したりと悲惨な目に遭うことになります。
もし転職を繰り返してしまえば採用担当者から「どうせすぐ辞めるんだろう」
と思われ、あなたを雇う会社がなくなります。
必ず自己分析をしっかりと行い、自己PRを書ける状態にしましょう。
次は、実際に筆者が書類選考に通した自己PRについて解説します。
【例文紹介】筆者が書類選考を通した自己PR
実際に、筆者が書類選考を通した自己PRについて解説します。
滅多に未経験者を受け入れない人事職で自分の部下として採用した方など、思い入れの深いものを紹介します。
事例として、以下の2つを紹介します。
- 未経験の人事職へ迎え入れた事例
- 未経験の生産管理へ採用した事例
それぞれについて解説します。
事例1:未経験の人事職へ迎え入れた事例
私の長所は傾聴をする姿勢を基本に、相手の望むものを売るというところです。
大学を卒業後、○○株式会社というメーカーで営業職の仕事をしてきました。
研修で、名刺交換や電話取次などの基礎マナーを学び、営業の仕事に配属されてからは挨拶を心がけ先輩社員からの引継ぎを受けました。
先輩の指導方針である話すよりも聞くというスタンスで営業の仕事を進めたところ、1年間の間に30名の支店の中で3位の成績を残すことができました。
傾聴して相手が望むことを提供するという能力を持って、社員の望む人事制度提案や、魅力的な人材採用に能力を活かしたいと考えています。
評価ポイント
評価ポイントは、傾聴するという姿勢でした。
人事職は基本的には社員と経営者の話を聞いて、どちらも納得できるように制度を提案することが仕事です。
人材採用においてもじっくりと話を聞くことで、より望む人材を採用することができます。
事例2:未経験の生産管理へ採用した事例
私の長所は調整能力をもって物事を解決することです。
大学を卒業後、○○株式会社という商社にて営業の仕事をしてきました。
研修では、名刺交換や電話取次などの基礎マナーを学び、営業の仕事に配属されてからは、商社の仕事に打ち込みました。
商社の仕事は、様々な取引関係の中に入っていって商品を売るという性質があります。
私は先輩から取引先と良好な関係を築く方法や、営業職の基本を学ぶことができました。
間に入って商品を売るという特性のある仕事なので、調整能力が身につきました。
この調整能力を活かして、生産管理の仕事に挑戦したいと考えています。
評価ポイント
生産管理の仕事は、調整能力が重要な仕事です。
工場の製造部と、営業部に挟まれながら仕事をするので、タフでないとできません。
調整能力をしっかりと伝えられたうえ、基礎マナーも身に着けているということで採用に至りました。
筆者が書類選考を通した自己PR2選
- 事例1:未経験の人事職へ迎え入れた事例
- 事例2:未経験の生産管理へ採用した事例
ここまで自己PRについて説明しましたが履歴書は自己PRよりも大切な項目があります。
【重要】自己PRよりも重要な項目は「志望動機」
自己PRよりも重要な項目は志望動機です。
第二新卒者は職歴が浅いため、入社意欲の方を重視して採用するためです。
入社意欲が高ければ短期離職される可能性が低いと採用担当者は判断できます。
志望動機は言い換えれば企業に入社してからの仕事へのやる気を計測しています。
自己PRをしっかりとすることも大切ですが、志望動機をしっかりと固めることが内定への近道となります。
次は、オリジナルな自己PR・志望動機が書けない人におすすめの方法を紹介します。
オリジナルな自己PR・志望動機が書けない人は転職エージェントに相談
オリジナルな自己PR・志望動機が書けない人は、転職エージェントに相談するようにしましょう。
自己分析や自己PRはコツをつかめば一人で書けますが慣れてないと書けないものです。
そのときにおすすめは転職エージェントにサポートしてもらうという方法です。
転職エージェントは、人事目線での自己PRと志望動機の作り方を教えてくれます。
自己分析の方法や、自己分析をしたものをチェックして、自己PRにうまくつなげる方法も教えてもらえます。
筆者がおすすめする転職エージェントは、以下の3つです。
どれも第二新卒向けの転職エージェントです。
- おすすめ1:就職カレッジ
- おすすめ2:就予備
- おすすめ3:ハタラクティブ
それぞれについて解説します。
就職カレッジ
就職カレッジは、第二新卒を始め、フリーターやニートの就職支援行っている就職支援サービスです。
志望動機作成や自己PRの作成の方法などを始め、職歴が少ない方のための講座で基本的なビジネスマナーを身に着けることができます。
また、この講座を受講した後は約20社の優良企業が参加する集団面接会に参加することができます。
この集団面接会は書類選考は免除なので、履歴書を書く時間を短縮してスピーディに内定を獲得できる可能性が高くなります。
>手厚いサポートが受けられる就職カレッジはこちら
就予備
就予備は未経験でこれからIT業界を目指したい第二新卒にぜひ活用してほしいサービスです。
転職支援とプログラミングスクールの両面でサポートしてくれるため、エンジニアとして最速で就職することができます。
サービス利用の流れとしては、まず転職活動を行い、内定獲得後に実践型プログラミングスクールのサポートが始まります。
転職先の社員として3ヶ月間の実践型プログラミングスクールに通えるため無料で、しかも給料をもらいながら受講することができます。
サポート対象は20代限定となりますが、ベンチャー企業から大手まで約750社の取引企業があるためIT業界をこれから目指したい方は一度相談してみてくださいね。
>就予備に登録してIT業界を目指す
ハタラクティブ
ハタラクティブは若者の転職支援に特化した転職エージェントです。
IT系職種など、未経験でも応募できる求人の幅が豊富であり、さらに内定率は80%あります。
志望動機作成や自己PR作成のサポートをしてもらえます。
>若手の就職に強いハタラクティブ
オリジナルな自己PR・志望動機が書けない人におすすめの転職エージェントまとめ
- 優良企業20社との面接会に参加できる就職カレッジ
- 未経験からでもITエンジニアになれる就予備
- 未経験OKの求人の職種が豊富なハタラクティブ
第二新卒の転職を成功させたい方は「第二新卒の転職で失敗したくない人が知るべき全知識(採用担当者が評価ポイントを全公開)」こちらもあわせてご覧ください。
まとめ
第二新卒の自己PRで評価されるポイントは、基礎的なビジネスマナーが備わっているかどうかです。
自己PRを書くコツとして、出来るだけ簡潔に伝えたいことを結論先行で書くことが大切です。
具体的には、以下のポイントが大切です。
- 書き方1:結論から書く
- 書き方2:出来るだけ200文字以内で書く
- 書き方3:必ず研修を受けた内容についても言及する
自己PRが書けない人は自己分析が不十分です。
自己PRよりも重要なのは志望動機です。
オリジナルな自己PR・志望動機が書けない人は転職エージェントに相談するようにしましょう。
おすすめの就職支援サービスは、次の3つです。
その他に第二新卒におすすめの転職エージェントを知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
- 優良企業20社との面接会に参加できる、就職カレッジ
- 未経験からでもITエンジニアになれる就予備
- 未経験OKの求人の職種が豊富なハタラクティブ