第二新卒が「やばい」のは過去の話!採用担当者が教える採用される3つのコツを解説!
第二新卒で転職したいけれど、「第二新卒ってやばい?転職するのが難しいの?」「第二新卒で転職すると出世できないの?」と不安になっていませんか。
結論から言うと、第二新卒でも問題なく転職できます。
私はこれまで約10年間、採用担当者を経験し第二新卒の方の採用を行ってきました。
確かに2017年前後までは「第二新卒はすぐに辞めるやばい人」というイメージが採用担当者にありました。
しかし、それは既に過去の話です。
現在では既卒者(フリーターやニートなど)の職歴のない人も正社員で採用している時代に突入しています。
つまり職歴がある第二新卒は貴重な戦力として内定が出やすくなっています。
ただし第二新卒者は短期離職している事実は変わりません。
そのため採用担当者が「また短期で離職するのでは?」といった懸念をもっています。
もし転職を成功したいなら、この評価ポイントをクリアする必要があります。
この記事ではこのような採用担当者の評価ポイントや好印象を持ってもらうためのコツを紹介していきます。
第二新卒の転職を必ず成功させたい方は必ず最後まで一読してください。
「第二新卒ってやばいのかな。大手や優良企業は難しそう」
結論から申し上げます。
「第二新卒はやばくなく、未経験から大手や優良企業に行く最後のチャンスです!」
この事実を知らずに何も対策せず諦めるのは非常にもったいないと思いませんか?
しかし、自分の実力だけで大手・優良企業に入れる人はほんの一握りです。
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目次
第二新卒でも十分転職できる!やばいのは過去の話。その背景とは?
前述したように現在、第二新卒の転職は非常に成功しやすくなっています。
第二新卒の転職がやばかったのは過去の話で、現在は各企業、新卒の採用に苦戦しています。
大手の有名企業でも新卒採用が十分にできていないのです。
中堅企業や零細企業は大手以上に採用に苦労しているため「既卒者」を採用し始めています。
既卒者とは、今まで正社員就職としての職歴がない方のことを言います。
つまり社会人経験のないフリーターやニートの方も企業は積極的に採用しています。
このような背景があり、職歴がある第二新卒は2017年以前よりもはるかに採用されやすくなっています。
短期とはいえ職歴があることが評価ポイントとなっているということです。
具体的に企業側が評価している点は、すでに正社員としてマナーなどを身に着けており、一度は正社員就職できた安心できる人材当店です。
ある意味、前職でお墨付きをもらっているのと同じなので採用されやすいのです。
評価が高い第二新卒ですが、もちろん転職を失敗する人もいます。
第二新卒における転職できない人のポイントは「短期離職」ということです。
このポイントに注意して、転職理由をしっかりと説明できるように対策が必要です、
不採用にならないために、後半で紹介しているおすすめしない転職理由も参考にしてください。
転職活動を進めていきましょう。
【短期離職は一度だけ】第二新卒で転職したら3年前後は働こう
短期離職をするのは一度だけにしましょう。
何度も短いスパンで転職をすると、
「この人は同じ組織にずっといるのは難しいのかな」
と、だんだん、企業から相手にされなくなっていきます。
第二新卒はある意味、特別な採用枠なので、一回だけの魔法です。
第二新卒で転職したら、転職先では最低3年間は努力して勤務しスキルを身につけるようにしましょう。
短期離職が繰り返されると30代になっても職歴で厳しい評価をされるケースもあるでしょう。
ところで第二新卒の転職後のキャリア、気になってませんか。
新卒と変わらない扱いをしてくれる企業もあるので、過度に不安にならなくて大丈夫ですよ。
第二新卒のキャリアは新卒同等ではないが昇進・昇給で不利にはならない
勤続年数である程度お給料が決まる体質の企業では第二新卒のキャリアは新卒と完全に同等にはなりません。
新卒の方が長く勤めている分、少し待遇は良いです。
ただし、昇進などで不利になることはありません。
転職してしまえば、正社員として頑張れば、キャリアアップも十分可能です。
実際、第二新卒で転職して定着している社員も多い
筆者は10年人事を経験しましたが、第二新卒で転職して3年以上定着している社員は10名中8名ほどです。
ほとんどの第二新卒が、定着をしていることになります。
短期離職を1回はしてしまったけれど、80%はちゃんと会社に勤務できているということですね。
「第二新卒でも十分転職できる」まとめ
- 「第二新卒はすでに正社員としてマナーなどを身に着けており、一度はどこかで正社員就職できた非常に安心できる人材」と企業側が評価している。
- 第二新卒における転職できない人のポイントは「短期離職」です。
- 第二新卒で転職したら、転職先では最低3年間は努力して勤務し、スキルを身につけるようにしましょう。
ところで「どうすれば採用されやすくなるのかな?」と気になりませんか。
次は、第二新卒の採用される3つのコツを解説します。
第二新卒の採用される3つのコツ
第二新卒で採用されるためには、どうすればいいのかなと不安になりませんか。
第二新卒で採用されるためには基礎マナーができていることが大切です。
職歴が短いけれど、すぐに戦力になれるよ!とアピールすることが何よりも第二新卒では大切なんです。
具体的には、以下の3つのコツがあります。
- コツ1:基礎マナー習得をアピール
- コツ2:10年後のビジョンを伝える
- コツ3:自分なりに仕事上、工夫したことをしっかりアピール
それぞれについて解説します。
コツ1:基礎マナー習得をアピール
基礎マナーが習得できていることを全面的にアピールしてください。
特に先輩社員から受けたOJTの内容や、研修を受けた期間についてしっかりとアピールすることが大切です。
新入社員研修中に受けた名刺交換マナーや電話応対などの基礎マナーを身につけていると伝えるようにしましょう。
コツ2:10年後のビジョンを伝える
10年後のビジョンを伝えることは非常に重要です。
第二新卒に対しては、「またすぐに辞めるかもな」と採用担当者は少なからず不安を持っています。
そのため、
「10年後にはしっかりと仕事を1人で回して、後輩にも指導できるようになりたい」
などのビジョンを伝えることが大切です。
「次は簡単に辞めないからな」という意思表示の意味でも、10年後のビジョンは掲示しましょう。
コツ3:自分なりに仕事上、工夫したことをしっかりアピール
短い在籍期間であっても、自分なりに仕事上工夫したことをアピールしてください。
ちょっとしたことでも良いので、例えば、以下のような工夫をしていたことを伝えるようにしましょう。
- To Doリストを欠かさずつけた
- 納期までに必ずタスクを終えるようにした
などの仕事を進める上で行っていた創意工夫を必ずアピールしましょう。
少しの差が大きな差になって現れます。
では逆に、どのような方が選考に落とされるのでしょうか?
次は、第二新卒のおすすめしない転職理由について解説します。
【不採用】第二新卒のおすすめしない転職理由3つ
第二新卒の転職にあたって、おすすめしない転職理由があります。
ハラスメントなどのよほどのことを除いては、出来るだけ新卒で入った会社にいた方が良いです。
安易な理由で退職すると、後悔する可能性の方が高くなります。
具体的には、以下の理由です。
- 人間関係を理由にした転職(ハラスメントは別)
- 給料が安い
- 何をやりたいのか?なぜやりたいのか?が不明確
それぞれについて解説します。
理由1:人間関係を理由にした転職(ハラスメントは別)
「職場に嫌な先輩がいる」「上司が尊敬できない」などの様々な理由で転職する方がいます。
日常的に怒鳴られるなどのハラスメント行為がない限りは、人間関係を理由にした転職はやめておきましょう。
筆者も人事を10年で4社経験しており転職歴は多いほうですが、正直、嫌な人はどこの職場でもいます。
長く付き合ってみないとその人の良さは分からないこともあります。
出来るだけ人間関係を理由にした転職は避けましょう。
理由2:給料が安い
給料が安いという理由で転職することは避けるようにしましょう。
日本の正社員は、勤続年数が上昇すると、給料がアップする仕組みになっているためです。
第二新卒というと、まだ3年も勤務していません。
その状態では、まだまだ給料は低くて当たり前といえるでしょう。
理由3:何をやりたいのか?なぜやりたいのか?が不明確
何をやりたいのか分からないまま、転職活動をするのは破滅の第一歩です。
自己分析をし、何をしたいのかを明確にして、転職活動をするようにしましょう。
何がやりたいのかを明確にできないまま転職活動をしても、待っているのは「短期離職」です。
転職目的が不明確な方は転職先で嫌なことがあればまた転職を検討することになるでしょう。
キャリアに傷を入れるだけです。
転職で実現したいことを必ず決めて、目標を定めるようにしましょう。
転職目的を明確にするためにも自己分析が重要です。
次はその自己分析について解説します。
第二新卒こそブレるな!自己分析をしよう!
第二新卒は絶対に、自分のやりたいことを決めるために自己分析しましょう。
自己分析が甘いと、内定が出てもそこでイキイキ働くことが難しくなります。
転職をしやすいからこそ、企業を吟味して選ぶという感覚を持つようにしましょう。
自己分析して今度こそ骨をうずめる企業を決めないと何度も転職する人生になるぞ!
第二新卒こそブレずに自己分析を徹底しましょう。
第二新卒は確かに、ほぼ確実に転職をすることができます。
一回転職できてしまうと「こんな簡単に転職できるのなら、いまの会社が嫌になったらまた辞めて転職すればいいや」となりがちです。
そうなると何度も転職を繰り返す人生になります。
自己分析を徹底的に行い、したい仕事や働きたい企業探しが重要となります。
第二新卒が絶対に利用するべき転職エージェント4選
第二新卒の方は、20代や第二新卒に強い転職エージェントを利用してください。
基本的にはスキルが未経験に近い状態であるため一般的な転職エージェントを利用すると経験者と比較され内定が出づらくなります。
一方で第二新卒に強い転職エージェントを利用すれば、未経験OKの求人が集まっておりスムーズに選考が進むでしょう。
20代・第二新卒など若手の転職を熟知したマイナビAGENT
マイナビAGENTは、大手マイナビが運営する20代の転職に強いエージェントです。
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未経験OKの求人が豊富なハタラクティブ
ハタラクティブは未経験OK求人が豊富な就職支援サービスです。
特徴的なのが幅広い職種を取り揃えていることです。
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内定率も80%を超え、成功率が高いのも特徴です。
ハタラクティブであればキャリアチェンジをしつつ意中の企業に転職できる可能性が高くなります。
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書類選考なしで面接に進める就職カレッジ
就職カレッジは職歴の浅い第二新卒やフリーターの方に向けた就職支援サービスです。
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しかも、面接に当たっての書類選考はなし。
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まとめ
第二新卒がやばいのは過去の話であり、2023年現在は非常に転職しやすい状態となっています。
既卒という職歴なしの人材を企業が積極的に採用していることで、第二新卒の格が上がっています。
ただし、第二新卒で転職できるのは一生で一回切りです。
慎重に行うようにしましょう。
第二新卒の採用される3つのコツとして、以下の3つがあります。
- コツ1:基礎マナー習得をアピール
- コツ2:10年後のビジョンを伝える
- コツ3:自分なりに仕事上、工夫したことをしっかりアピール
特に基礎力をしっかりとアピールするようにしましょう。
自己分析を行い、転職先で実現したいことをしっかりと定めて転職活動をするようにしましょう。
自己分析を自分で進めるのは難しいので、就職支援サービスを利用してサポートしてもらいましょう。
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よくある質問と回答
第二新卒の転職はやばい?
第二新卒の転職はやばくありません。
なぜなら、日本の多くの企業は若手の採用に苦戦している傾向にあるため、将来性のある若手を欲しているためです。
確かに2017年前後までは「第二新卒はすぐ辞めるやばい人」と言うイメージを持たれていましたが、現在は非常に転職しやすい環境であると言えます。
第二新卒で採用されるためのコツは?
第二新卒で採用されるためには以下のコツがあります。
- 基礎マナー習得をアピールする
- 10年後のビジョンを伝える
- 自分なりに仕事上、工夫したことをしっかりアピールする
このように、職歴は少なくても基礎的な部分は習得できていることをアピールし、どのような人材になりたいかを明確に伝えましょう。