IPOにおすすめの証券会社を厳選!当選確率を上げられる会社を紹介
IPO投資を始めるにあたりどの証券会社を選ぶと有利かきになりませんか?
実は、漠然と参加していても、なかなか当選できません。
証券会社の選び方で当選確率が上がるということ知らないという人は多くいます。
筆者な普段から数億円のトレードをしておりその経験からお伝えすると、証券会社選びはIPOの当選率で選ぶべきと考えています。
この記事ではその理由と具体的におすすめな証券会社を紹介していきます。
もし、IPOに当選したいと考えいてる方はぜひ最後までご覧ください。
IPOでおすすめの証券会社は当選確率を上げられる会社
「IPOでおすすめの証券会社は「IPOにおいては当選確率を上げられる会社がおすすめの証券会社」です。
株自体はどの証券会社で買っても同じですが、IPOで重要となる点でかつ違いがでるのが違いが出るのは当選確率の高さのためだからです。
当選確率を上げられる会社には、下記の7種類があります。
- 主幹事証券を務める会社
- 完全平等抽選の証券会社
- 口座開設数がまだ少ない証券会社
- 穴場の証券会社
- 前受金不要で資金0でも申し込める証券会社
- 抽選スケジュールの遅い後期型の証券会社
- 当選確率が上がる独自の方法を採用している証券会社
それぞれについて解説します。
主幹事証券を務める証券会社がおすすめ
IPOの当選確率を高くするなら、まず主幹事となっている証券会社から申し込みましょう。
IPOでは、証券会社によって割当株数が異なります。
その中でも主幹事会社の割当株数は、全体の8割から9割にもなるのです。
抽選には、最低でもその中の10%以上が回されます。
10%と聞くと、それほど多くはないように思えるかもしれません。
しかし、実際には主幹事会社ではない幹事会社の割当株数よりずっと多いのです。
そのため、IPOには主幹事会社から申し込む必要があります。
ですが口座数も多いので、必然的に参加者も多くなってしまうでしょう。
そのため、主幹事会社の競争率は非常に高くなってしまいます。
割当株数がいくら多くても、参加者がそれ以上に多いとメリットが薄まってしまいます。
その点をカバーするには、主幹事会社から応募するだけでは足りません。
幹事会社からIPOに申し込みつつ他の証券会社からもIPOに応募しましょう。
完全平等抽選の証券会社がおすすめ
IPOに参加する際に、資金量が少ない人は完全平等抽選の証券会社を選んでください。
なぜなら、資金量によって当選確率が左右されると、不利になってしまうからです。
証券会社によって、IPOの抽選方法は異なります。
証券会社によっては、資金量に応じて申し込み口数を増やすことができるところもあるのです。
こういった方法は、口数比例方式や資金比例抽選といいます。
この方法だと、資金量が多ければそれだけ有利になります。
例えば5万円で1口申し込める、つまり1票分だとすれば、10万円で2票分申し込めるのです。
50万円なら10票なので、10倍当選しやすくなります。
その分、資金量が少ないと不利になってしまいます。
そのため、資金量が少ない場合は完全平等抽選の証券会社を優先しましょう。
その場合は、資金量に関係なく1人につき1票しか申し込めません。
そのため、当選確率が公平になるのです。
口座開設数がまだ少ない証券会社がおすすめ
口座開設数が少ない証券会社から申し込むと、IPOの当選確率を高めることができます。
なぜなら、ライバルが少ないからです。
口座を開設していなければ、その証券会社からIPOに申し込むことはできません。
ということは、口座開設数が少なければ必然的に申し込む人も少ないということになるのです。
ライバルが少ない証券会社を選ぶことでIPOの当選確率は高くなります。
IPOに申し込む際は、まず証券会社の口座数がどのくらいあるのかチェックしてみましょう。
委託幹事会社が穴場の証券会社でおすすめ
IPOを申し込む際は委託幹事会社が穴場の証券会社でおすすめです。
なぜかというと、委託幹事会社は幹事になっていることをあまり知られていないからです。
IPOには、目論見書というものがあります。
そこには、主幹事会社と幹事会社が記載されています。
IPOに申し込むときは、目論見書を見て主幹事会社と幹事会社を確認するのが一般的です。
しかし、委託幹事会社は目論見書に記載されないことが多いのです。
そのため、投資家から幹事会社であると知られにくくなります。
また、委託幹事会社は、他の幹事会社よりIPOの告知が遅いことがあります。
前述のとおり目論見書に掲載されていないケースもあるうえ、目立つような告知もされません。
委託幹事が告知する場合は、HPや会員専用画面でひっそりと行われることが多いのです。
そのため、委託幹事会社に口座を保有していても、なかなか気づけません。
気づいたときには、すでに申し込みが締め切られていることもよくあります。
このような事情があるので、委託幹事会社では他の幹事会社より競争率が低くなりがちです。
委託幹事になる証券会社として、中堅の証券会社がまずは挙げられます。
また、大手証券会社のグループ会社の証券会社も委託幹事になりやすい傾向にあります。
この場合、大手証券会社が主幹事や幹事のとき、委託幹事になりやすいのです。
大手証券会社は、頻繁に主幹事、あるいは幹事になります。
そのため、グループ会社の証券会社が委託幹事になる機会が多くなるのです。
このような証券会社はIPOの取扱数が多く、その割に口座数は大手証券会社と比べて少ないです。
そのため、IPOでは穴場としておすすめです。
前受金不要で資金0円でも申し込める証券会社がおすすめ
IPOの当選率を上げるには、主幹事会社とすべての幹事会社から申し込むのが理想的です。
しかし、実際にはよほど資金量が多くなければ難しいでしょう。
なぜなら、申し込む際に前受金が必要な会社があるからです。
前受金というのは、IPOの購入資金を先に入金しておくことです。
例えば、主幹事会社と幹事会社が合計10社のIPOがあるとします。
1株1,000円なら、購入株数が100株になるので最低でも1社につき10万円必要になります。
もし、10社すべてで前受金が必要なら、10万円×10社=100万円の資金が必要です。
もしこれが1株2,000円のIPOなら、必要な資金は2倍の200万円となります。
資金が少ない人にとっては、さすがに用意するのが難しいでしょう。
さらに、他のIPOにも申し込みたいとなると、前受金がもっと必要になるかもしれません。
そうなったら、資金はますます足りなくなるでしょう。
そうならないよう、資金量が少ない場合は前受金不要の証券会社を優先しましょう。
たとえ主幹事会社とすべての幹事会社から申し込んだとしても、全て当選することはまずありません。
1社当選すれば、十分に幸運といえるでしょう。
でも資金量が少ないと、このような方法はできません。
少ない資金でもなるべく多くの証券会社から申し込むには、前受金が不要な証券会社から申し込んでいきます。
そして、前受金が必要な証券会社には、資金と相談して何社に申し込むか決めます。
その際は、ライバルの多さや抽選方式、スケジュールなどを確認しましょう。
そして、ベストな組み合わせを考えて申し込むのです。
抽選スケジュールの遅い後期型の証券会社がおすすめ
証券会社の抽選スケジュールが遅い、後期型の証券会社もおすすめです。
なぜなら、他の証券会社のIPOに参加した後で申し込むことができるからです。
抽選スケジュールが遅い、後期型の証券会社では購入申し込みの後で抽選を行います。
先に抽選を行う証券会社と比較すると、日程が1週間近く違うこともあります。
この違いを利用すると、IPOに申し込む際の資金効率を上げられます。
例えば、通常通りに抽選を行うA社と、後期型のB社があるとします。
最初にA社の抽選が行われて、落選したとしましょう。
そうなれば、A社に入金していた前受金をB社に移すことができます。
後期型の証券会社なら、こうやって資金を使いまわすことができるのです。
先ほども書きましたが、資金が少ないと多くの証券会社から申し込むのは難しいでしょう。
しかし、前受金が不要な証券会社なら資金が少なくても、複数に申し込むことができます。
後期型の証券会社というのは、それと同じことなのです。
抽選のタイミングが遅いから、他の証券会社の抽選を先に受けられます。
そして、その資金を使いまわすことができるのです。
つまり、少ない資金を効率的に使えるというメリットがあるのが、後期型の証券会社の特徴と言えます。
当選確率が上がる独自の方法を採用している証券会社がおすすめ
証券会社の中には、当選確率が上がるような独自の方法を採用しています。
例えば、ポイント制やステージ制です。
そういった方法を採用している証券会社もおすすめです。
なぜなら、当選確率を高めるように自分で注意して動けるからです。
ステージ制の基準は、様々です。
例えば、証券会社に預けている資金の残高が基準になることもあります。また、取引の際に支払う手数料の金額を基準にしている証券会社もあります。
その場合は、何度も取引をしているほど、有利になるでしょう。
そのため、取引回数が多いという人はこの方法で抽選している証券会社を選びましょう。
採用している証券会社は、SMBC日興証券や岡三オンライン証券などです。
SBI証券は、一部でポイント制を採用しています。
「IPOチャレンジポイント」といって、IPOの抽選で落選するたびに1ポイントずつ加算されます。
そのポイントは、次回以降のIPOで使うことができるのです。
ポイントは、多く貯まるほど当選確率が高くなります。
つまり、何回も応募しているだけで、どんどん当選しやすくなっていくのです。
ちなみに、当選しなければポイントは消費されません。
ポイントは、時々ですがキャンペーンでプレゼントされることもあります。
キャンペーンに参加すると、普段よりたくさんのポイントをもらえるというのも魅力的です。
IPOでおすすめの証券会社
「IPOでおすすめの証券会社は当選確率を上げられる会社」で該当する証券会社を紹介します。
順番はおすすめ順となりますので、上から順に口座開設をしていきましょう。
証券会社 | 評価項目 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
おすすめ度 | 主幹事 | 完全平等抽選 | 口座開設数が少ない | 穴場 | 資金0円で申込 | 抽選日が遅い | 当選確率が上がりやすい仕組み | |
野村證券 | ★★★★★ | ◎ | ◎ | △ | △ | ◎ | △ | △ |
マネックス証券 | ★★★★☆ | △ | ◎ | ◯ | △ | △ | △ | △ |
岡三オンライン証券 | ★★★☆☆ | △ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | △ | ○ |
岩井コスモ証券 | ★★★☆☆ | △ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | △ |
松井証券 | ★★☆☆☆ | △ | ○ | ○ | △ | ◎ | △ | △ |
楽天証券 | ★★★☆☆ | △ | ◎ | △ | △ | ○ | ◎ | △ |
SBI証券 | ★★★★★ | ◎ | ○ | △ | △ | △ | △ | ◎ |
個別に証券会社の解説をしていきます。
主幹事証券を務める会社でおすすめは、野村證券
野村證券は、特にIPOの主幹事会社になることが多い証券会社です。
毎年20社前後の主幹事会社になっています。
その反面、幹事となることはあまりありません。
なぜかというと、野村證券は主幹事であることにこだわりがあるからです。
主幹事となることが多いため、野村證券のIPO株の割当株数はかなり多くなります。
ほとんどの場合、80%~90%が割り当てられるのです。
その内、10%以上は抽選に回されます。
10%でも、幹事会社1社あたりの割当株数よりも多いのです。
それが、野村證券の最大の強みです。
主幹事にこだわりがある野村證券は、大型IPOの主幹事になることも珍しくありません。
注目度の高いIPOも、主幹事を見てみると野村證券であることが多いのです。
また、野村證券が主幹事のIPOには大きな特徴があります。
それは、公募割れしにくいということです。
野村證券のIPOには、前受金なしで参加できます。
当選してから、購入申し込みまでに入金すればいいのです。
そのため、資金が少なくても参加できるというのが大きなメリットです。
前受金が必要な証券会社に資金を回しながら、野村證券にも申し込めるのです。
完全平等抽選でおすすめは、マネックス証券
マネックス証券は、IPOにおすすめの証券会社のひとつです。
なぜなら、マネックス証券は主幹事会社にこそならないものの、委託を含めた幹事会社にはよくなっています。
それはつまり、IPOに参加するチャンスが多いということです。
そして、同社のIPOは100%完全平等抽選なのです。
他の証券会社は、割当株数の一部を抽選に回します。
しかし、マネックス証券は全ての割当株数が抽選に回されるのです。
しかも、一人一票制なので当選率は資金量に左右されません。
誰もが、同じ条件で抽選を受けられるのです。
資金量が少ない人がIPOに応募する際は、ぜひマネックス証券から行いましょう。
マネックス証券では、NISA口座からIPOに申し込むこともできます。
NISA口座からの申込みであれば、年間120万円までの範囲ならIPO株の値上がり益に対して課税されません。
ちなみに、NISA口座と通常の課税口座のどちらからでも、同じIPOに申し込むことができます。
ただし、同時に申し込んでも2口とはカウントされず、1口での応募とみなされます。
そのため、NISA口座と通常の口座の両方から申し込んでも当選確率が上がるわけではないので、注意しましょう。
口座開設数がまだ少ない証券会社でおすすめは、岡三オンライン証券
岡三オンライン証券は、IPOで意外と狙い目の証券会社です。
なぜなら、口座開設数がまだ少ないため、ライバルがあまりいないのです。
前受金が不要なので、申し込みもしやすいというのもメリットです。
岡三オンライン証券は、準大手の総合証券である岡三証券のグループ会社です。
岡三証券で扱うIPOは、基本的に岡三オンライン証券でも取り扱っています。
東証だけではなく、名証や福証、札証のIPOも取り扱っているので、IPO件数が増えているのです。
入金は、当選してからでも間に合うので、資金0でも申し込みができます。
資金が少ない場合は、資金効率を高めることができるでしょう。
その点で、非常に使い勝手がいい証券会社といえます。
岡三オンラインは、2013年からIPOの取扱を開始しました。
そのため、実は取扱数が多いということがあまり知られていません。
大手の総合証券、および大手ネット証券と比べると、口座数もかなり少ないため、ライバルもあまりいません。
色々な理由から、穴場といえる証券会社です。
穴場の証券会社でおすすめは、岩井コスモ証券
岩井コスモ証券は、穴場の証券会社としておすすめです。
なぜなら、IPO取扱件数が毎年20件から40件と、意外に豊富なのです。
大手証券会社よりは少ないでしょうが、証券会社全体で見ると多い方です。
でも、そのことは、あまり知られていません。
口座開設数も少ないので、ライバルも少なくなります。
そういったメリットがあるので、穴場の証券会社といえるでしょう。
岩井コスモ証券のIPO割当株数のうち、抽選に回されるのは10%です。
抽選の方式は、完全平等抽選です。
資金量に当選確率が左右されないので、資金が少ない人にとっては使いやすい証券会社といえるでしょう。
また、前受金は不要で、抽選スケジュールは後期型です。
そのため、他の証券会社の抽選を受けて、落ちてから購入申込ができます。
資金も、他の前受金が必要な証券会社から移動すればいいので、資金量が少ない投資家にはぴったりです。
前受金不要で資金0でも申し込める証券会社でおすすめは、松井証券
松井証券は、割当株数の70%を抽選に回しています。
ほかの証券会社だと、10%以上というところが多いので、当選する可能性は高くなるでしょう。
特に、最近では引き受け幹事になることもあるので、さらに当選確率は高くなったといえます。
松井証券のIPOは、前受金不要で申し込むことができます。
つまり、手元に購入代金がない状態でも、先に申し込みができるということです。
これは、資金が少ない人にとって有利となるでしょう。
ちなみに、当選した場合は購入代金を入金する必要があります。
資金が拘束されるのは当選した後で、さらに抽選スケジュールは後期型です。
そのため、先に他社から申し込んだIPOで落選したら、その資金を購入資金として流用できます。
これは、資金が少ない人にとって当選確率を高めるチャンスといえます。
抽選スケジュールの遅い後期型の証券会社でおすすめは、楽天証券
普段使いにも便利な、バランスのいいサービスを提供している楽天証券は、IPOでもおすすめです。
割当株数は、100%が抽選となります。
割当株数の10%程度が抽選という会社が多い中で、100%抽選というのは大きなメリットです。
その分、当選株数が多くなるので、当選の確率も上がります。
楽天証券は、IPOの取扱数についてはそれほど多くありません。
また、主幹事会社になることはまずなく、幹事や委託幹事として力を入れています。
特に、最近では委託幹事になることが増えています。
委託幹事では、大々的な告知をしないためにあまり気づかれません。
そのため、ライバルは少なめになります。
その点で、楽天証券はIPOの穴場の証券会社といえるでしょう。
当選確率が上がる独自の方法を採用している証券会社でおすすめは、SBI証券
SBI証券は、ネット証券の中でも主幹事会社になることが多い証券会社です。
2019年は7社、2018年は10社の主幹事を務めています。
主幹事数は大手の証券会社に迫り、取扱数においてはしのぐ勢いです。
主幹事数が多いということは、IPOの割当株数が多いということでもあります。
割当株数が多ければ、当選確率も上がることになります。
SBI証券は、主幹事ではなく幹事になることもよくあります。
昨年は単純に計算して、月平均7件以上のIPOを取り扱っていることになります。
これは、大手証券会社と比較しても遜色がない件数です。
IPOの取扱件数が多いということは、それだけIPOに申し込む機会が多いということでもあります。
SBI証券では、割当株数の約70%が抽選に回されます。
抽選方法は、資金量に応じて申込口数を増やせる比例口数方式というもので、資金量が多いほど有利になります。
しかし、残りの30%は「IPOチャレンジポイント」という独自の仕組みで決められます。
これによって、資金量の不利を緩和しているのです。
このポイントは、IPOで抽選に外れると1ポイントずつ加算されていきます。
たまったポイントは、次回以降のIPOで使用できます。
ポイントが多ければ多いほど、当選確率も高くなるのです。
ちなみに、SBI証券ではまず通常の抽選を行います。
そして、抽選に外れた人を対象にしてチャレンジポイントの抽選が行われます。
ポイントは、多いほど当選しやすいので、資金が少なくても関係ありません。
IPOに応募し続けて、チャレンジポイントがたまっているほど当選する可能性は高くなるのです。
ちなみに、ポイントは当選するまで減ることはありません。
そのため、SBI証券ではたとえ当選しなくても、IPOに応募し続けることが大切です。
何回も参加しながら、IPOチャレンジポイントでの当選を狙うことができるのが大きな特徴です。
証券会社を複数登録するのにおすすめのパターンは3つ
全部開設することがおすすめですが迷ったら次の3つを中心で選びましょう。
パターン1:証券会社全社に口座開設する
IPOではとにかく全社に口座開設しておきく、応募口数を増やすのが当選の近道です。
IPOに応募することになってから、幹事会社を確認して口座開設するのでは遅いかもしれません。
それでは、口座開設に手間取ってしまうと申込に間に合わなくなることがあります。
それよりも、最初から前者の口座を開設しておくほうが間違いないでしょう。
ただし、中にはIPOに関して厳しいルールがある証券会社もあります。
いちよし証券や岡三証券などが、それに当てはまります。
このような会社は、たとえIPOの取り扱いがあっても使いにくいでしょう。
そのため、こういった証券会社の口座は開設しないという選択肢もあります。
基本的には全社で口座開設をするとしても、IPOの申し込みや辞退に厳しい会社は避けてしまって構いません。
パターン2:大手証券会社と前受金不要、完全平等抽選のネット証券に口座開設する
主幹事会社を務める証券会社の口座は全社で開設しましょう。
これは、当選確率をアップさせるのに欠かせません。
そして、ネット証券の中では前受金が不要な会社や、完全平等抽選をしている会社に絞って口座開設しましょう。
こうすれば、資金が少なくてもIPOに参加できるでしょう。
さらに、資金効率も高くなります。
完全平等抽選を採用している証券会社を入れることで、当選確率が資金量に左右されなくなります。
資金が少ないという方や、口座管理の手間を減らしたいという方にはおすすめの方法です。
パターン3:ネット証券を中心に口座開設する
プライマリー投資だけではなく、セカンダリー投資も視野に入れる方はネット証券を中心に口座を開設しましょう。
なぜかというと、ネット証券は手数料が安いからです。
ただし、その場合でも大手証券会社のうち1つか2つには、口座を開設しておきましょう。
特に、主幹事会社となることが多い大和証券と野村證券は、口座開設が必須です。
この2社は、主幹事となったIPOが公募割れしにくいことでも知られています。
ネット証券の口座については、IPOを取り扱っている全社で口座開設しましょう。
そうすれば、前受金不要、完全平等抽選、後期型のすべてのタイプを網羅することができます。
また、中にはSBI証券のような独自の抽選方法を実施しているところもあります。
そういった証券会社もカバーできるので、幅広く対応できるでしょう。
さらに、大手証券会社グループのネット証券も取り込めるので、おすすめです。
抽選が無関係な「セカンダリー投資」に挑戦するとなお良し
IPO投資の基本は、「公募価格で買って初値で売る」プライマリー投資です。
これをやるには、まず抽選に当選しなくては始まりません。
しかし、そのハードルが高すぎるのが、IPO投資では問題となるのです。
そこで、抽選なしで投資できるセカンダリー投資に注目してみましょう。
セカンダリー投資は、抽選に落ちた時に備えるいわば二の矢といえるでしょう。
セカンダリー投資は、IPO銘柄が上場した後に買うのが基本です。
上場している銘柄を買うので、もちろん抽選は不要です。
IPO銘柄は、上場して初値からさらに値上がりする銘柄も珍しくありません。
セカンダリー投資では、そのような銘柄を狙います。
銘柄選びのコツさえつかめば、セカンダリー投資でも十分な値上がり益を狙うことができます。
そうなれば、プライマリー投資より確実な利益を狙うことができるでしょう。
また、抽選が必要ないということは、それだけ多く取引のチャンスがあるということでもあります。
筆者としては、プライマリー投資はあくまでも運次第なので、あまりおすすめしません。
それよりも、確実に投資できるセカンダリー投資をおすすめします。
セカンダリー投資は、通常の株式投資とそれほど大きな違いはありません。
ただし、銘柄選びに関しては多少のコツが必要です。
まとめ
IPO投資は、勝率が高く利益も大きくなりやすいので、チャレンジしたいという人は多いでしょう。
しかし、抽選に当選する可能性がかなり低いので、なかなか投資できないという問題があります。
そのため、少しでも当選する確率を高くするために証券会社選びが重要になるのです。
今回の記事で紹介した、証券会社の特徴を理解すれば、IPOの当選確率はかなり高くなるでしょう。
また、どうしても当選できないという人は、一度セカンダリー投資も試してみてください。
こちらは抽選なしで投資できるので、銘柄をきちんと吟味すれば大きなチャンスになるでしょう。