既卒の就活は厳しい?内定率を上げる就活方法のポイントとは
既卒の就活で内定率を上げる方法はないのだろうか?と悩んでいませんか。
たしかに既卒になってしまうと、新卒よりも就職難易度が上がってしまいます。
しかし、現在の就職状況は非常に良い状態になっており、既卒であっても就職することは絶対にできます。
この記事では既卒のための就活方法を詳しく解説しており、内定獲得に向けてアクションを起こせばスムーズに内定を獲得することができるでしょう。
近年、卒業後3年の既卒の方を新卒で採用する企業が増えてきています。
新卒枠を狙えば、大手企業や優良企業への就職も夢ではありません。
しかし、ライバルのほとんどは新卒の方ばかりで、内定への道は決して簡単ではないことも確かです。
だからこそ既卒の方が利用すべきは就職支援サービスです。
例えば若者の転職に特化しているマイナビAGENTというサービスは、新卒枠として応募できる求人の提案だけではなく、履歴書の添削や面接の対策もきめ細かくサポートしてくれます。
企業のことも熟知したアドバイザーから、面接で聞かれやすい質問や好まれる回答のアドバイスを受けることができるため、前向きに選考に挑むことができるでしょう。
ひとりで孤独に就活をするよりも、アドバイザーと伴走して新卒枠での内定を勝ち取りましょう。
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目次
既卒の採用は増加傾向!正社員就職の実態について
マイナビの調査によると、既卒の就職率は2022年度で44.8%となっています。
前年度が42.4%だったため既卒の採用は増加傾向となっています。
しかし、在学中に内定を獲得した学生の割合である48.2%と比べると既卒の就職率は下回ることがわかります。
そもそも既卒とは「学校をすでに卒業した人・正社員としての職歴がない人」を指します。
卒業後3年以内であれば、新卒枠で応募することも可能で、厚生労働省は既卒3年以内は新卒枠で採用をするように以下の呼びかけを行っています。
意欲や能力を有する青少年に応募の機会を広く提供する観点から、学校等の卒業者についても、 学校等の新規卒業予定者の採用枠に応募できるような募集条件を設定すること。
当該条件の設 定に当たっては、学校等の卒業者が学校等の卒業後少なくとも3年間は応募できるものとするこ と。
引用元:厚生労働省
参考:3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保指針」が改正されました~|厚生労働省
就活のポイントとしてお伝えしたいのは、既卒者は卒業後3年以内であれば新卒扱いされる可能性があるという点です。
新卒枠で入社すれば丁寧に教育され、先輩や役員にもかわいがられるため、可能であれば新卒枠を狙い、新卒で入社しましょう。
早く動けば動くほどチャンスはあるので、諦めずに挑戦することが内定獲得のカギと言えるでしょう。
既卒の内定率を上げる就活のポイントとは
既卒は職歴がないため就職活動の難易度は上がります。
既卒の内定率を上げるために、まずは無料で相談できる既卒向けの就職支援サービスを活用することを検討してみてください。
筆者が転職支援サービスをおすすめする理由に、以下のような手厚いサポートが受けられる点が挙げられます。
- 自己分析を徹底的に行ってくれる
- 書類添削を行ってくれる
- 模擬面接を何度も納得いくまで行ってくれる
応募書類の具体的な書き方や添削サポートも充実しており、書類選考が通りにくい既卒にも心強いです。
自己分析カウンセリングや面接対策も無料で利用できるため、相談するだけでも就活をスムーズに進めることができます。
転職支援サービスの中には書類選考なしで面接できる企業の求人を紹介してくれる就職支援サービスもあります。
それでは既卒におすすめの就活方法について順に解説します。
とにかく行動して既卒を募集している求人情報を集める
既卒の方は、自信を持ってとにかく行動を起こすようにしてください。
何もせずに既卒で過ごしてしまうと時間はすぐに経過します。
とにかく行動して、既卒向けの求人を集めているサービスで求人に応募し続けてください。
面接に落ちても、何を言われても、絶対に正社員として安定した生活を送るという強い気持ちを持つことが大切です。
たくさんの求人に応募するためにはマイナビAGENTと呼ばれる20代に強い転職エージェントへの登録がおすすめです。
マイナビAGENTでは、20代向けの求人を数多く揃えており未経験でも採用されやすい求人情報をたくさん保有しています。
また、就職するための過程をサポートしてくれるキャリアアドバイザーが担当についてくれるため、就職活動の不安や企業面接に受かるポイントを聞けるなどたくさんのメリットがあります。
このような無料でできるサービスを駆使して多くの求人に応募することで既卒でも就職に成功しやすくなります。
意中の企業があったらなるべく早く応募する
通年採用で定員になれば採用がストップするので意中の企業を見つけたら即座に応募することが大切です。
既卒の就活時期は基本的に通年採用、つまり、1年中採用している状態です。
就職は早い者勝ちなのです。
応募のあった人から優先して面接を行い、枠が埋まれば終了です。出遅れた人は不利になります。
出来るだけ早く転職エージェント紹介求人や、転職サイトのエントリーボタンを押すクセをつけましょう。
バイトしながら就活する場合はシフトの自由なアルバイトを選ぶ
もしバイトをしながら就活をするのであれば、比較的シフトの自由なアルバイトを選びましょう。
もしくは、バイトはシフトを減らすなどして身軽になっておきましょう。
最優先するのはアルバイトではなく就活のためです。
特に役員・社長のスケジュールは押さえづらく面接の日程は企業に合わせた方が良いです。
逃せば1ヶ月、2ヶ月後となり企業に対する意欲も下がってしまいます。
アルバイトなどで身動きがとれなくなって就活に身が入らないとなれば本末転倒です。
優先順位を定めて、しっかりと就活するようにしましょう。
就活期間を区切れ!出来れば3ヶ月以内で意中の企業から内定を
就活期間には必ずゴールを設定しましょう。
ゴールを設定せずにダラダラしていると、結局、就職できないためです。
仮に3ヶ月以内に内定を獲得するのだとすれば、どんな行動が必要かを自分で逆算することができます。
行動 | 1か月後:エントリー20社 | 2ヶ月後:面接10社 | 3か月後:内定Get |
やるべきこと | 企業研究・業界研究・履歴書作成・書類送付作業 | 面接での受け答え分析 | 入社日調整 |
バイトのシフト調整 | 普段通り | バイトを半分に | バイト先へ退職連絡 |
アルバイトをしている場合の例を出しましたが、期日を区切るとやるべきことがはっきりして就活が捗ります。
必ず期限を区切ってやるようにしましょう。
納期のない仕事は存在しません。
早めに社会人になってから求められる調整能力を身に着けておきましょう。
強みを活かして勝負!既卒が就活で上手くアピールするための3つの方法
既卒で自信がないという方のために、面接で上手く自分をアピールする方法について紹介します。
具体的には以下の3つが有効です。
- ネガティブな質問はポジティブに返す
- 強みを活かして勝負する
- 企業を徹底的に研究する
それぞれについて順に詳しく解説します。
ネガティブな質問はポジティブに返す
面接ではネガティブな質問にはポジティブに返す必要性があります。
特に既卒であればなおさらです。
ネガティブな質問に対し、素直にネガティブな答え方をするのは要注意です。
「ますます採用がしにくい」と採用担当者は感じます。
ネガティブな質問にはなるべくポジティブに返すようにしてください!
例えば「空白期間はどうされていましたか。なぜ新卒のときに就職しなかったんですか?」などのネガティブな質問には以下のように負けずに前向きに質問に回答する姿勢を見せましょう。
「新卒時代には魅力を感じられる企業がありませんでした。しかし、空白期間であるフリーター期間に様々な仕事を経験することで、御社に大変な魅力を感じるようになり、就職したいと感じるようになりました。」
前向きに返答することで採用担当者はあなたの伸びしろを評価します。
ネガティブに回答しては伸びしろを感じてくれる人はいないため、質問にはポジティブに伝えましょう。
自己分析をして強みを探しアピールする
就活を成功させるためには自己分析をして強みをアピールすることも重要です。
自分のアピールポイントを考えているとき、
「自分には得意なことはない・・・」と弱気になってしまいませんか。
自分だけの強みは必ずあります。
例えば「誰よりも仲間思い。雰囲気が悪くても平気で話しかけられる」というのも強みです。
殺伐とした雰囲気にこのような方が入社するだけで職場は明るくなり会社も助かるのです。
このように弱気になるのではなく、自分だけの強みを活かして就活を進めましょう。
どうしても「自分だけの強みが見つからない」という方は自己分析が足らないことが考えられます。
自己分析は一生ものです。就職・転職・悩んだとき・人生の大きな選択時に役立ちます。
この機にしっかりと自分の強みを理解しておきましょう。
企業を徹底的に研究する
既卒の方が就活を成功させるためには企業を徹底的に研究する必要があります。
自分がどんな仕事をするのかいくつか想定して、企業を調べておくと良いでしょう。
具体的な企業研究のポイントとしては以下の項目があります。
- 企業理念
- 社長メッセージ
- 先輩社員のメッセージ
- 3年〜5年程度の売上・利益の額と推移の把握
- 売上・利益を構成するメインの事業の把握
- 入社後の仕事イメージの把握
- 業界に関して今後の予測
上記のポイントで分からない項目を逆質問するのも面接のネタになります。
面接の最後の「最後に何か質問はありませんか」の時間で逆質問ができたら、就職意欲をアピールする最大のチャンスとなります。
逆質問で採用担当者を唸らせるくらい鋭い質問ができたら完璧です。
面接の回答も具体性が深まり、「お、この人はやる気があるな」と随所で感じてもらえるようになります。
「質問が鋭い」ということはそれだけ会社のことをよく調べている、興味を持っているということだからです。
逆質問という最高のアピールタイムには、必ず食らいついていきましょう。
自己分析や就活対策に強いおすすめエージェントBest3
どうすれば早く内定が取れるんだろう、と焦っている既卒の方は非常に多いです。
採用担当者として一番おすすめしたいのは、既卒者の就職支援に特化した転職エージェントで自己分析などの対策セミナーを受けることです。
既卒向け転職エージェントは他のサービスよりも未経験歓迎求人を多く保有しているため、相談することで正社員就職までスムーズに進むでしょう。
無料で自己分析や書類・面接のサポートをしてくれるだけでなく、あなたにぴったりの既卒向けの求人を紹介してくれます。
筆者のおすすめの転職エージェントベスト3は以下の通りです。
- おすすめ1位:マイナビAGENT
- おすすめ2位:ハタラクティブ
- おすすめ3位:就職カレッジ
徹底した面接対策や書類選考対策で非常に強力な支援を行ってくれるサービスばかりです。
ぜひ複数利用して、就活ノウハウと求人情報を幅広く収集してください。
既卒の就活で厳しく評価される4つの注意点とは
「すぐ辞めたり、ビジネスマナーがなっていないんじゃないかな」
と面接官は既卒者の面接をするときには不安でいっぱいになっています。
面接を受けに来る就職希望者だけが不安なわけではありません。
このように、面接官も実は既卒採用では不安で頭がいっぱいになります。
逆に言えば、その点を解消さえできれば、内定はでます。
既卒に対して人事が抱く懸念点4つについて解説します。
採用担当者の懸念1:入社してもすぐ辞めるんじゃないのか?
入社後の定着率が悪いと企業は採用経費が無駄になったと考えます。
採用経費とは採用にかかったお金を指します。
求人広告1本打つだけで簡単に50万円ほどのお金がなくなります。
このような費用をかけている分、入社してすぐに辞められると大きな損失となります。
そのため、採用担当者はすぐに辞めない人を採用したいと考えています。
採用担当者の懸念2:協調性が低いのではないか?
サラリーマンになれば他の部署の人材と協力して、仕事をうまく前に進めていく必要性があります。
組織として動いていくのが会社員なので、和を乱す人は嫌われます。
協調性がなく、自分勝手なことをする人材ではないかと人事は既卒に対して不安を抱いています。
採用担当者の懸念3:「当たり前」のレベルが低すぎない?ビジネススタンスに疑問
既卒者は、会社員として仕事をしていく上で、当たり前のレベルが低い方が非常に多いです。
- 時間通りに必ず面接に来る
- 身なりを清潔にする
- メールには24時間以内に必ず返信する
- 話をするときは必ず相手の目を見て話す
など以上のようなことは社会人として基本的なことです。
これが出来ていないと、面接時に新卒の子の方がよっぽどしっかりしていると感じてしまうことも多々あります。
新卒よりも年齢を重ねている分、しっかりとした身なりやレスポンスが重要となってきます。
採用担当者の懸念4:書類や面接の受け答えが浅い。自己分析できてないのでは?
既卒の方は、自己分析がしっかりしていないと感じてしまうことが多々あります。
書類の内容面でいけば、志望動機や自己PRがあやふやな方が多いです。
また、面接の質問に対してしっかりと答えられないなど会話のキャッチボールが成立しないということもあります。
自己分析は就職支援会社も力を入れて対策をしているほど重要なものです。
自己分析は徹底することが必須です。
まとめ
既卒の内定率は全体としては34.4%と厳しい数字になっていますが、転職エージェントを経由することで80%以上にすることが可能です。
就職支援会社は非常に強力な支援を行っており、自己分析や書類添削のお手伝いもしてくれます。
このほかにも模擬面接、集団マナー研修など、非常に既卒の就活で有利に立てるサービスを展開しています。
就職支援会社を活用しつつ、求人に自分で応募するなど、積極的に挑戦をし、自分に合った会社から内定を獲得するようにしましょう。
よくある質問と回答
既卒に有利な就活の時期はありますか?
既卒は基本的に通年採用している企業も多いですが、5月が狙い目です。
5月のゴールデンウィーク明けは五月病で離職する若者が非常に多くなるため、募集をかける企業が増えます。
新卒の穴埋めのために、既卒で補充するという会社が多いです。
既卒で大手への就職は狙えますか?
大手企業も既卒を採用しているため十分に狙えます。
中日新聞のニュースによれば、トヨタ自動車を筆頭に、オムロンなどの一流大企業も既卒者を採用する方針を発表しています。
参考:中日新聞 【経済】既卒者採用でトヨタなど「新卒」扱い 大手企業に導入拡大
現在は人手不足の問題も深刻となっており既卒も大手への就職を目指すチャンスがあると十分言えます。