最大70万円の入社祝い金を絶対に取り逃さない!その仕組みと各企業の祝い金状況

※記載内容は2023年12月時点の情報です。

せっかく期間工になるのであれば、絶対に入社お祝い金は全て受け取るようにしてください。

「期間工になったら誰でも平等に祝い金ってもらえるんじゃないの?」

と勘違いしてはいけません。

私自身は3年半で3社の期間工を経験し、どの企業からも満額の祝い金をもらうことができました。

しかし、就業中に知り合った仕事仲間の中には期間工として初めて応募する際、祝い金の仕組みをあまり把握しない中で就業してしまう人は多いのです。

結果として、20~30万円ほどの祝い金を取り逃すことになってしまった方もいました。

詳細がわからないがために、本来もらえるはずの入社祝い金を逃してしまう事になれば、大きく損をすることになってしまいます。

企業によっては数十万円と非常に高額なので絶対に取り逃しだけは避けたいところです。

絶対に1円でも損せず満額を手にするために、しっかりと入社祝い金の仕組みを理解しましょう。

入社祝い金とは?からくりや支払い条件をわかりやすく解説! 

入社祝い金とは採用されて企業に入社した際にもらうことのできる手当てです。

ほとんどの企業は入社祝い金を用意しているのですが、中には入社祝い金がない企業もあります 。

こうした祝い金の有無はかなり大きく、企業ごとで祝い金の額に差はありますがスタート時から既に収入に20~50万円ほども差が出てしまいます

各企業の求人ページには入社祝い金の有無や金額が明記されているので応募の際はしっかりと調べておきましょう。

無事採用となれば給料とは別に支給されることになります。

しかし企業毎で支給までには条件があり、それを満たさなければ手にすることはできません

一般的には、就業後から1ヶ月以上の継続勤務や出勤率などがあり、その他企業毎で様々です。

こちらについても求人ページに記載されているのでしっかりと把握しておきましょう。

また、当ページでも「入社祝い金がもらえない条件は?規定から解説」でいくつかの企業における祝い金の取得条件を紹介していますのでそちらを参照していただければと思います。

派遣会社経由で合格率アップ!

応募する際、企業へ自身で直接連絡するパターンと派遣経由の2通りがあるのですがどちらも雇用形態は企業の直接雇用となり待遇に一切の違いはありません。

むしろ、派遣の利用は期間工として働く際の知識や立ち振る舞いなどのレクチャーの他、あらゆる面でサポートしてくれるのでメリットこそあれデメリットはありません。

ただ派遣を利用したかどうかだけでこれらのうまみを得ることができるわけですから、応募の際は必ず派遣会社を利用するようにしましょう

ちなみに複数ある派遣会社の中でも

  • アウトソーシンググループの期間工.jp
  • 日総工産

などは最大手とされ、サポートや実績が申し分ない企業です。

個人的なお勧めとしては期間工.jpを選んでおけばまず間違いはないといえるでしょう。

期間工.jpの求人情報へ

入社祝い金のからくりは「人材不足」!切実な期間工の採用事情

入社しただけで高額な報酬を得ることができる祝い金ですが「そんなに美味しい話があるのか」と不安に思ってしまう方もいるのではないでしょうか。

しかし実際のところは心配する必要は全くありません。

まず期間工を募集している企業はどこも仕事が忙しく、常に大量の人手を必要としています

1日でも早く働いて欲しいので選考会も全国各地で毎月数回と頻繁に行っています。

とにかく人手に飢えている状態といえます。

そこで企業は祝い金を用意して注目度を集めようとするわけです

ちなみに祝い金の額は常に変動し、繁忙期などの特に人手が不足している時期では金額が跳ね上がります。

要は「忙しすぎるから数十万円支払うのでうちに来て働いてください!」というのが企業の本音なのです

  • 企業は祝い金の魅力で人を集めることができる
  • 働き手は入社だけで大金がもらえる

このように企業と働き手の両者がうまみを感じることができるシステムが入社祝い金というわけです。

どの立場からしても理があるわけですから裏など一切ありません。

より高額な祝い金での求人を見つけたらラッキーだったと思って安心して応募してください。

入社祝い金はいつもらえる?人気な期間工の支給を解説

入社祝い金は企業毎で違いはあるものの、基本的には支払いは入社後1ヶ月となり給料と同時に支給されることが多いです。

トヨタは特別手当と初回更新特別手当が合計60万円もらえる

トヨタでは入社した後、特別手当と初回更新特別手当が合計60万円支給されます。(祝い金の取得条件は「入社祝い金の支給条件まとめ」参照)

筆者の体験談(トヨタ期間工編)

トヨタは特別手当が入社した翌月末に支給されるので、少なくとも2ヶ月は在籍し続けないと貰えません

日産の入社祝い金は翌々月の給料時にもらえる

日産は工場毎で祝い金の額が大きく異なり、支給のタイミングは入社後翌々月の給料と一緒になります。

筆者の体験談(日産期間工編)

追浜工場は祝い金が50万円と高額なうえ、満了慰労金の累計も最大94~118万円と非常に魅力的です。

しかし支給のタイミングは入社から2ヶ月後となるので時間がかかります。

追浜工場で働こうとするのであればあらかじめある程度の金額を用意しておくのをおすすめします。

また、その他の待遇(寮や立地)が他企業と比べ抜き出たクオリティとなっているのも特徴であり、私が最もお勧めする企業です。

マツダの入社祝い金は1ヶ月在籍後にもらえる

マツダの場合は入社から1ヶ月在籍が認められた後の給料と同時に支払われます

筆者の体験談(マツダ期間工編)

私はマツダに入社したのが月の半ばだったため、入社月末の給料時に祝い金を手にすることはなく翌月の給料と同時に支払われました。

入社祝い金がもらえない条件は?規定から解説

おいしい入社祝い金ですが必ずもらえる物であると安易に考えていると危険です。

企業毎で入社祝い金に対し条件を設けている事がほとんどであり、そうした条件を満たすことができなければ支給されません

条件は企業毎で異なるため、派遣会社や面接時の担当官などに聞くなどしてしっかりと把握しておきましょう。

ちなみに企業毎でなく一般的な条件とされているものもあり、以下の通りとなります。

  1. 祝い金が支給される日時現在で在籍している 
  2. 1年未満での短期勤務で退職後に再度入社していない 
  3. 過去に同企業の期間工として在籍していた際に契約満了前で退職していない 

未経験者にとっては①さえ満たしていれば問題はなく、②と③に関しては経験者に対してのものとなります。

これは入社祝い金目当てで短期勤務を繰り返すような行為を防ぐための措置となります。

例えば、企業はとにかく人手を欲しています。

更にいえば、より長く働いてくれる人間を求めているので、他企業であれ自社であれ過去に長い期間を働きぬき、契約満了したという実績がある経験者は信頼され、優遇される傾向にあります。

しかし、祝い金目当てで初回の契約すら満了せずに短期間で退社してしまったという過去がある人間に対しては敬遠される可能性が非常に高いため、いざ働こうとしても採用してもらえません。

また、そのような行動を繰り返せば派遣会社からの信頼も欠くこととなり、以降の企業への紹介もなくなる可能性があります。

これらのことから将来的に考えればはデメリットしかありませんので注意しましょう

入社祝い金の支給条件まとめ(代表的な求人から紹介)

各企業毎に祝い金の支払い条件とされているものは以下の通りです。

期間工 入社祝い金の支給条件
トヨタ 入社月から翌月の末日まで在籍+初回契約3ヵ月の更新後の月末に在籍
>詳細を確認する
日産 入社後1ヶ月在籍+出勤率90% ※最新情報は面接時に企業の担当官や派遣の担当に確認が必要です。
>詳細を確認する
マツダ 祝い金支給日まで在籍していること+出勤率100% ※最新情報は面接時に企業の担当官や派遣の担当に確認が必要です。
>詳細を確認する
スバル 就業後3週間程度経過後に支給 ※最新情報は面接時に企業の担当官や派遣の担当に確認が必要です。
>詳細を確認する
三菱自動車  入社後7日経過、その後10日経過、入社後2ヶ月経過、入社後3ヶ月経過、入社後2回目の給料時(これのみ出勤率100%時に三菱から支給。)にそれぞれ支給 ※最新情報は面接時に企業の担当官や派遣の担当に確認が必要です。
>詳細を確認する

※祝い金の支給条件の詳細は応募ページには基本的に記載されていません。面接時に企業の担当官や派遣の担当に確認が必要です。

このように祝い金の入手条件は1月以上の継続勤務や出勤率がほとんどです。

70万以上もある!入社祝い金が高いおすすめの求人

ここまで祝い金についてお話してきましたが、単純にどこの企業が一番高額なのか気になるところです。

そこでこの項では最も祝い金の額が多い企業をランキング形式でご紹介したいと思います。

1位:日産栃木工場 70万円 

1位は、日産の栃木工場の入社祝い金で、なんと70万円もの金額が支給されます。

そのほか経験者にも別途手当が支給あり、また月収も34.4万円からと高額なため、3ヵ月で100万円以上の収入も可能です。

日産栃木工場の求人はこちら

2位:トヨタ 最大60万円 

2位は日本が世界に誇る一流企業のトヨタです。

入社祝い金という名目ではありませんが、入社した翌月末まで在籍していれば、特別手当として40万円もの大金が手に入るのですから言うことなしです

また、初回更新特別手当として、初回契約の3か月更新後の月末、在籍者に20万円が支給される点は非常に魅力的です。

手当の内訳は以下の通りです。

  • 特別手当 40万円 
  • 初回更新特別手当 20万円

しかもそれだけではなく、満了慰労金(報奨金含む)も最長勤務時満額で300万円以上も支給されます。

全てにおいてトップクラスという待遇となっており、期間工の中でも圧倒的な知名度と人気を誇る企業です。

下記URLから詳細を確認することができます。

業界トップクラス待遇!トヨタの期間工はこちら

3位:スバル 最大55万円 

3位はスバルとなりました。

入社祝い金の内訳は以下の通りです。

  • 入社特典 40万円 
  • 経験者手当最大 15万円 

高額な入社特典の他、経験者であれば最大15万円の手当がつくかなりの高水準となっているスバルは稼げる期間工と言えるでしょう。

ちなみに大きな魅力として慰労金も最大122万円手に入ります。

その後3年間で合計1,220万円の年収が望めるとなっており、しっかり稼ぎたい方におすすめです。

複数の工場があるスバルですがそのいずれもが群馬県にあり、自然を感じながらの豊かな環境で仕事をすることができるので幅広い年齢層に好まれている企業です。

スバルの詳細ページは下記URLから確認できます。

しっかり稼げるスバルの期間工はこちら

4位:日産車体九州 50万円 

4位は入社特典が総額50万円もらえる日産車体九州となりました。

日産の子会社ですが1年を通して高額な入社特典を期待できるのが特徴です。

また、同じ九州エリアにある日産自動車九州も20万円の入社支度金に加え、満了慰労金の総額が108万円と高額なので併せて要チェックの企業です。

ちなみにこれら九州の2つの企業で日産全体の国内生産台数の5割以上を占め、日産の主力となっています。

その分仕事量も多いため、祝い金も高くなっています。

日産車体九州はこちら

5位:マツダ 20万円 

1年を通して安定した金額であるマツダですが5位と言う順位となりました。

マツダでは入社祝い金として20万円が支給されます。

  • 入社祝い金 20万円

この他にも皆勤手当が月20,000円、更新手当が50,000円等マツダ独自のうまみが非常に魅力的です。

勤務地も広島、山口という人気の観光エリアであるのは嬉しいです。

マツダの期間工はこちら

このランキングは一時的なものであり時期によって大きく変動します。

あくまでも参考程度に見ておいてください。

高額な求人は期間工に多い

期間工特有の高額な祝い金ですが、じつはこういった祝い金を支給してくれる職業は他にも存在します

中でもドライバーなどの募集の際にはよく見かけます。

バスやダンプなど様々ですが特に多いのはタクシー業界です。

かなりの数の企業で祝い金を支給しており、祝い金システムを設けていない企業の方が珍しいといってもいいほどです。

金額はそれぞれ違いがありますが、平均でいえば20~30万円前後となっており、期間工とそこまで差がないほどの金額を手にすることができます

この他にも、タクシーに必要な二種免許取得のための費用の全てを支払ってくれる企業もあったりとかなりの待遇が期待できます。

ではなぜここまでの待遇がなされるのでしょうか。

答えは簡単で、タクシーはじめドライバー業界では現在人手がかなり不足しており求人に苦労している状態です。

そのために支度金や二種免許取得金額補助の他、最も魅力的である祝い金というシステムを採用しているわけです。

また、これらの待遇の他にも引越し代や、住居などの敷金礼金の支給、寮(ファミリーOK)などの用意がなされていたりと様々な特典に期待ができます。

このように祝い金は期間工に限らず、人手を欲している職業や企業ではよく見るようになりました

工場系の求人ではタクシー業界同様に20~30万円前後の祝い金が期待でき、その他にも飲食店や建築など、幅広い業界が祝い金を支給するようになってきたようです。

中にはバイトでも支給されたりと、祝い金が当たり前の手当てとして定着している企業もあるようです。

しかしほとんどは3万~よくて10万円程度となっており、期間工やタクシー業界に比べると金額はそこまで高くはありません

とはいえ、こうした祝い金を支給してくれる業界が増えるのは求職者としては素直に嬉しいですね。

入社祝い金は即日支給は原則なし!あってもせいぜい数万円前後と少額

期間工の入社祝い金は即日支給はまずありえません。

というのも、期間工はとにかくきつい仕事となっており入社後1ヶ月と経たずに辞めていく人間が後を絶ちません。

未経験者ともなればそれこそ1週間すら耐えることができずに辞めてしまうのも珍しくありません。

このため、即日支給してしまうと全く仕事をせずに祝い金だけ持ち逃げされてしまうようなことになってしまいます

こうしたリスクを避けるため、大抵の企業は早くても入社後1ヶ月は経過しなければ支給しないようにしているのです

ちなみに給料も企業の直接雇用となる期間工は日払いは一切対応していません

派遣社員になれば派遣会社から日払いの求人はあります。

注意点として、派遣社員では高額な手当て(満了金や皆勤手当てなど)の支給がないのでデメリットのほうが大きくなってしまいますのでおすすめはできません。

しかし、企業は直ぐにでも働いてほしいと考えているので受け入れ態勢は常に整っているため入寮まではスムーズです

選考会から1週間~10日程度(企業の都合で1ヶ月ほどもあり)で合否が郵送されますが、その通知の案内に沿って入寮しましょう。

まとめ 

入社しただけで数十万円がもらえる祝い金の存在はかなり大きいです

満了金や慰労金に次ぐうまみのある重要な手当てなのでしっかりと見定めて企業を選ぶようにしましょう

しかし、例え祝い金が少量、又は存在しなかったとしても他の手当てが高額でトータル金額に大きく期待できる企業もたくさんあります。

祝い金だけに気をとられていると損をしてしまうこともあるので危険です。

※祝い金は募集時期が1ヶ月違うだけで50万円が20万円まで減額となるなど変動が非常に激しい手当てでもあります。そのため、応募の際は時期や業績などに注意を払う必要があります。

監修者

上場・ベンチャー・中堅企業で様々な役割を経験。今なお、採用・人事の業務を最前線で経験し、「いま」の「生きた」知見を発信しています。