仕事が辛いと感じた時の原因と対処法を約10年の人事経験から解説
仕事がつらくて悩んでいる方は「仕事がつらくて辞めたい。どうすれば良いの?原因は何かを知りたい」と悩んでいませんか。
筆者はこれまで約10年人事を経験し、500名以上から「仕事が辛い」という悩みの相談を受けてきました。
悩みを聞いていると、仕事が辛い原因には実は特徴があります。
具体的には仕事が辛い原因は、職場が自分に合っていない・職種が自分に合っていない、この2つが大半です。
この記事では仕事が辛い原因の傾向を知り、対処法が分かります。
もし、仕事が辛いと悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。
目次
仕事が辛い原因7つ
仕事が辛いと苦しむ人が多くいます。
自分自身を責める方も多いですが、実はそうでないことが大半です。
なぜなら仕事が辛いと感じる原因の多くは、自分自身の強みが活かせない・自分自身の価値観と企業文化が合っていないといったことを多く見受けられるためです。
お金を得る手段であるため無理して働く方も多くいます。
ですが、毎日のことであるため自分らしく働けていないと窮屈さを感じるようになります。
小さなストレスが積りに積もって、最終的には仕事のつらさにつながっていきます。
ここでは「仕事が辛い」と感じる原因を具体的に紹介していきます。
筆者が10年の人事経験から仕事が辛いと感じる傾向をまとめています。
仕事が辛い原因は、以下の7つです。
- 原因1:人間関係が悪い
- 原因2:労働環境が悪い(暑い寒い汚臭)
- 原因3:仕事量が多い・残業が多い
- 原因4:仕事の難易度が合わない
- 原因5:勤務体系が悪い
- 原因6:セクハラ・パワハラがある
- 原因7:社風が合わない
それぞれについて解説します。
該当していないか、ぜひチェックしてください。
人間関係が悪いから仕事がつらい
仕事が辛い原因1つめは、人間関係が悪いことが挙げられます。
なぜなら人間関係の悪い職場ではそれだけで仕事をする気力が削がれます。
たった1人いるだけでギスギスし、会話も減れば協力もしなくなっていきます。
前向きな発言をしても否定されるのであれば、
「余分なことも言わず黙々と仕事に打ち込むしかない」と思います。
このように、人間関係が悪いことは仕事が辛いと感じる原因として挙げられます。
労働環境が悪い(暑い・寒い・汚臭)から仕事がつらい
仕事が辛い原因2つめは、労働環境が悪いことが挙げられます。
なぜなら労働環境が悪いと、大きなストレスとなるからです。
例えば職場が騒がしかったり快適ではない温度や湿度で労働していると作業効率が悪くなり、結果として時間内に仕事が終わらせられない場合もあるでしょう。
結果、大きなストレスが溜まり、仕事が辛いと感じてしまいます。
このように、労働環境が悪いことも仕事が辛いと感じる原因として挙げられます。
仕事量が多い・残業が多いから仕事がつらい
仕事が辛い原因3つめは、仕事量が多い・残業が多いことが挙げられます。
仕事量が多く、残業が多いと心も体力も疲れ果て、朝から元気がないどころか会社にも行きたくないと感じると思います。
特に仕事量や残業が多い状態がいつまで続くか分からない状態に陥ると途端につらくなります。
辛いと感じる大半は、仕事を受け身でしているときです。
自らスケジューリングしたような仕事ではそれほど辛いと感じません。
一方で、人から振られた仕事では辛いと感じやすくなります。
そのため、裁量によってつらさが変わってくるとも言えます。
このように、仕事量が多い・残業が多いことも仕事が辛いと感じる原因として挙げられます。
仕事の難易度が合わないから仕事がつらい
仕事が辛い原因4つめは、仕事の難易度が自分の許容レベルを超えている場合です。
仕事ができない自分に対して自信がなくなっていきますし、仕事ができないことで周囲の目が怖くなるでしょう。
ときには「どうやって質問すれば良いか分からない」と悩み、相談すらできなこともあると思います。
そして、仕事の難易度が高いにも関わらず誰もサポートしてくれない職場の場合は孤立まで感じることになります。
このように、仕事の難易度が合わないことも仕事が辛いと感じる大きな原因となります。
勤務体系が悪いから仕事がつらい
仕事が辛い原因5つめは、勤務体系が悪いことです。
とくに夜勤については合う・合わないがはっきりしており、「夜勤がつらくて辞めた」という方は後を絶ちません。
事実、夜勤のある職場などではメンタルヘルス疾患に罹患する社員が増える傾向にあります。
勤務体系そのものにリスクがあるためです。
交代勤務に従事している従業員には特別な健康診断を実施することが求められているほどです。
勤務形態が自分に合っているかを再確認し、体調にあった仕事を選びましょう。
このように、勤務体系が悪いことも仕事が辛いと感じる原因として挙げられます。
セクハラ・パワハラがあるから仕事がつらい
仕事が辛い原因6つめは、セクハラ・パワハラがある職場に就いていることです。
セクハラやパワハラといった嫌がらせがあると、被害者は身体的・精神的にストレスを受ける可能性があります。
受け手側がどう感じるかといった主観的なものが多く、会社経営者側が問題に気づかないということもあります。
セクハラ・パワハラが過去に問題になっていない企業であれば、対策を求めることで改善する可能性があります。
ただし、セクハラは立証が難しいため、セクハラの相談にあたっては証拠保全が重要となります。
一方で、過去にもセクハラ・パワハラが存在しつつも無関心な状態であれば、
「ハラスメントが常態化する社風」ということも考えられます。
この場合は転職も選択肢の1つとして検討していきましょう。
このように、セクハラ・パワハラがあることも仕事が辛いと感じる大きな原因となります。
社風が合わないから仕事がつらい
仕事が辛い原因7つめは、社風が合わない場合です。
自分の価値観と社風が合わない場合は仲の悪い夫婦のようなものです。
全ての面において価値観が合わないためストレスを感じることでしょう。
基本的には社風を変えることは非常に困難です。
そのため、
- 自分が価値観を変える
- 自分の価値観に合う企業へ転職する
の選択肢しかないのが実情です。
部署異動によって社風が変わるほど大組織の場合は、異動も有力な選択肢の1つとなります。
今一度、会社の理念やビジョンが自分の価値と一致するかチェックしてみましょう。
このように、社風が合わないことも仕事が辛いと感じる原因となります。
仕事がつらくて辞めたいと考えるのは甘えではない
仕事がつらくて辞めたいのは甘えではありません。
誰にでも仕事に適性があり、適性のない仕事は辛いと感じるでしょう。
例えば、創造性が高くクリエイティブな人は、黙々と一人でこなすルーチンワークに苦手な傾向があります。
そのため、自分自身の適性を正しく知らなければ仕事が辛くなってくるでしょう。
つまり仕事が辛くて辞めたいと感じるのは意志が弱いという問題ではなく、適職ではないという考え方も大切です。
辛い仕事から脱出するには自己分析を徹底して対処する
辛い仕事から脱出するためには、自己分析を徹底することが重要です。
自分自身がどんな環境でどんな仕事をしたいのかが理解できていないと、環境を選ぶ基準も分かりません。
筆者のおすすめはサニー・ハンセンの4L理論から自分を理解することがおすすめです。
4L理論とは次の4つLの要素の組み合わせが大切だとしています。
- Labor(仕事)
- Leaning(学習)
- Leisure(休暇)
- Love(愛)
人によっては「仕事が人生の全てである」という人もいます。
一方で、「定時に帰ってプライベートを充実させることが人生の全て」という人もいます。
このような価値観はおおよそ上記の4つのLで表されるというのが4L理論です。
4つのLの内何を重要視しているかを知ることとにより、自分の価値観が見えてきます。
非常に簡単なため、ぜひ試してみてください。
ただ、人によっては「難しい」と感じることもあるでしょう。
また奥深いため、様々な自己分析方法があります。
自分で自己分析ができないと感じた方はマイナビAGENTなどの転職エージェントなどで自己分析をサポートしてもらいましょう。
無料で自己分析のサポートをしてもらえるだけでなく、適性のある仕事紹介もしてもらえます。
もし本格的に自己分析をしたい方は有料のサポートを検討しましょう。
例えばマジキャリというキャリアコーチングサービスは、個々の潜在的な悩みや考え方の癖を解決することで周りに左右されない自分の軸を見出します。
その上で、仕事はもちろんこれからの生き方や行動、色々な面での自己実現を叶えることができます。
仕事がつらいと悩んでいる方にはぜひ利用して頂きたいサービスです。
>マジキャリで自己分析サポートを受ける
まとめ
今回は、仕事が辛い原因について解説しました。
仕事が辛い原因は以下の7つです。
- 人間関係が悪い
- 労働環境が悪い(暑い寒い汚臭)
- 仕事量が多い・残業が多い
- 仕事の難易度が合わない
- 勤務体系が悪い
- セクハラ・パワハラがある
- 社風が合わない
また、本文中でも解説しましたが自己分析を徹底することが重要です。
自己分析を行い、自分らしく働ける環境を探すようにしましょう。
よくある質問と回答
仕事が辛いと感じる原因は?
仕事が辛いと感じる原因には以下が考えられます。
- 人間関係が悪い
- 労働環境が悪い
- 仕事量が多い
- 仕事の難易度が合わない
- 勤務体系が悪い
- セクハラ、パワハラがある
- 社風が合わない
まずは原因を理解しどのように対処していくか考えるようにしましょう。
仕事が辛いときの対処法は?
仕事が辛いときは自己分析で自分について深く言及してみましょ。
どんなことに辛いと感じるのか、自分らしく働ける環境の条件は何か、自分の強みが活かせる仕事は何か。
これらを分析したうえで今の職場で改善できそうにないなら、転職を検討するのも1つの手です。