【仕分けバイトはきついポイントは3つ】経験者が仕事内容・給料相場・きつさを解説

※記載内容は2023年11月時点の情報です。

仕分けバイトに興味があるけど

「仕分けバイトはきついのかな?どこが大変なの?」

「仕分けバイトは稼げるの?どんな人におすすめ?」

「仕分けバイトは女性でもできるの?」

と気になるのではないでしょうか。

仕分けバイトは資格・職歴・学歴は一切不要で人気のアルバイトです。

しかも仕分けのバイトは工場系の仕事にみられる「体力勝負」のような重労働はほとんどありません

そのため女性や年配の方でも働きやすい仕事となっています。

仕事内容も簡単なものが多く、しかも高時給での求人も多数あるのでおすすめです。

ただし仕分けバイトならではのキツさもありますし注意点もあります。

通販会社は日用品から電化製品など多種多様、倉庫規模も大きくて体育館が軽く10個は納まってしまうほどの大規模なものです。

配送業は家具家電、食料品、衣料品などこちらも様々であり、作業場所は屋外となっていました。

そうした点についても詳しくご紹介していきたいと思いますので、今後仕分け作業での仕事を検討している方は参考にしていただけたらと思います。

仕分けバイトの仕事内容とは?わかりやすく解説

仕分け作業とは、工場や配送業者、デパート、郵便局などで荷物を再送先や種類ごとで仕分けていく仕事です。

近年ではネット通販の浸透もあり、求人もかなり多くなっています。

企業や扱う商品ごとで仕事内容に差はありますが、基本的には同じです。

例えば、配送業関係ならば、配送エリアごとに荷物をまとめます。

コンベアなどで流れてくる荷物を確認し、配送先が東京、北海道、京都・・などといった感じで仕分けていきます。

またそれとは別に、商品の種類ごとで仕分けていくパターンもあります。

衣類ならば、トップスは同種類、商品ごとに、ボトムスはボトムス、同種類、商品ごとで仕分けます。

このように、仕分け作業には大きく分類すると、配送先か商品の種類ごとで分ける2種類があります

しかし、結局はどちらも「同じ物をそろえる」という単純作業ですので、機材を扱う場合は使用方法を覚える時間が必要となりますが、仕分けという仕事だけ見れば2~3日もあれば馴染めるでしょう。

ちなみに、こうした仕分け作業でも郵便局などはおすすめです。

年賀状などを住所や郵便番号ごとでしわけていくのですが、仕事も簡単であることに加え年賀状自体がかなり軽いので体への負担がほとんどありません。

シーズン前になると求人も増えるので、学生や主婦の方など短期で稼ぎたいという方にぴったりです。

作業時の服装や髪型などに関しても基本的に自由としている企業が多く、気軽に働けるのも嬉しいですね。

しかし1つ気をつける点として、作業環境なども企業ごとで差があるのですが、中には立ち仕事や冷暖房がないといった職場となることもあります。

後で後悔しないためにも応募の際にしっかりと確認しておきましょう。

仕分け作業だけではない

仕分けバイトといっても場合によっては他の作業も兼任することもあります。

主な作業として以下のものがあります。

  • ピッキング
  • 検品
  • 梱包

それぞれの作業内容について簡単にご紹介していきます。

ピッキング

ピッキングは注文書どおりに必要な荷物を必要個数倉庫などから集めてくる仕事です。

1つの注文ごとに荷物をピッキングする「摘み取り方式」と、複数の注文ごとでまとめて荷物をピッキングする「種まき方式」などがあります。

どちらも指示通りに荷物を取ってくるだけなのでとても簡単な作業です。

ピッキングの仕事に興味がある人はこちらの記事に詳しくまとめていますので合わせてご覧ください。

検品

荷物の個数、損傷の有無などを配送前に確認する作業です。

荷物をチェックするだけの作業といえば楽に思えるでしょうが、お中元やお歳暮、クリスマスなどの贈り物の時期などの繁忙期ともなると膨大な数の荷物の検品が必要になります。

検品漏れの荷物があると大きな損害となってしまいますので常に集中して作業に臨む必要があり、肉体的な疲労とは違った精神疲労が大きいです。

目視検査のアルバイトについてはこちらの記事に詳しくまとめています。気になる人は合わせてご覧ください。

梱包

外部の衝撃などで商品が損傷しないように緩衝材などで隙間を埋めたダンボールなどに商品を梱包していきます。

就業先によっては商品の個数、大きさなどに合わせて自身で適切な大きさのダンボールを選択するという判断も必要です。

お中元やお歳暮、プレゼント関連の商品に関しては梱包方法の指定があります。

指示通りに梱包していくだけなので難しいことはないでしょう。

このように、ひとえに仕分け作業といっても兼任する仕事があります。

就業先の企業の規模が大きければ、仕分け作業やピッキングの専任として配属されることもありますが、兼任されるものとして認識しておいてください。

全ての仕分けが楽なわけではない

軽作業である仕分けですが、全てが楽な仕事だとは限りません。

例えば、ヤマト運輸や佐川急便など、配送業での仕分け作業は上記でご紹介したようなものとは違い、かなりのハードワークとなっています。

ヤマト運輸を例に挙げると、大きく分けて「流し」と「シューター」と呼ばれる2種類の仕分け方があります。

「流し」の仕事内容

まず流しですが、これはトラックから降ろされたボックスから荷物を取り出し、コンベアに次々と流していきます

荷物の種類は大小様々であり、大きいものはその分重量があるので筋力が必要となります。

また、商品の中には割れ物などの扱いに細心の注意が必要な物や、コンベアに流してはならない物もあったりするので考えなしに作業をしていると大きなミスに繋がります。

「シューター」の仕事内容

シューターの仕事は「流し」によって流れてきた荷物をコンベアから降ろし、それぞれの配送先ごとにボックスへと積み込んでいきます

荷物をしっかりと確認し、間違いなく仕分けていくのはもちろん、重量のある物は下に積み軽い物は上に~といった判断や、ボックスに荷物を積み込む際にはできるだけ隙間が無いように大きさの異なる荷物を積み込むというテクニックも必要になります。

トラックで運べるボックスの数には限りがあるので、シューターの仕事が雑だと必要数の荷物が配送できなくなってしまうので責任重大な作業となります。

しかもこれらの作業を終始、全身運動でスピーディーにこなさなければならないので非常に疲れます。

このように日々激務となりますのでヤマトや佐川などの仕分け作業は女性や年配の方にはあまりおすすめはできません。

一部例外はありますが基本的には初心者でもかんたんな仕事です。

初心者でもかんたん!女性・年配にも人気の仕事

仕分け作業は作業ミスが許されないので高い集中力、正確性こそ求められますが仕事自体はとても簡単であり、ハードワークほぼなしの軽作業、資格や経験の必要なし、年齢や性別も不問であることが多いのでとても働きやすいです。

上記の理由から女性や年配の方も多数活躍しており、作業内容も単純なものがほとんどなので未経験者でもすぐに馴染めるのが魅力です。

高校生も可能とする求人も多数ありますので、夏休みや冬休みの間の小遣い稼ぎとしてバイトをするのにもいいでしょう。

ちょうどいいことに、休みとかぶるお中元やお歳暮のシーズンは繁忙期となり、求人もかなり増えるので狙い目でしょう。

また、仕分け作業は昼勤だけでなく夜間~早朝、勤務日数に関しても週1日~OKという求人も多数あるのでシフトにも融通が利きやすいのが特徴です。

もちろん22:00~の夜間となれば時給も25%増しとなりますので収入にも期待できます。

このため、ちょっとした空き時間や休日に稼ぎたいという主婦や学生からがっちりと稼ぎたい、Wワークを考えているといった方など幅広い層に支持されているお仕事です。

仕分けバイトのきついポイントはどこ?体験者がキツさを具体的に紹介

いくら仕分けバイトが軽作業とはいえきつい部分もあります。

そこで、特にきついと感じるポイントをいくつかご紹介したいと思います。

特に注意してもらいたいものは以下のとおりです。

  • ハードワーク
  • 集中力の持続
  • 作業環境温度

一つずつ解説していきます。

ハードワーク

これは配送業での仕分けでの話となります。

基本は体への負担が少ない仕分けバイトですが、配送業の仕分けとなると話は別です。

大小様々な荷物を次々と流れてくるコンベアに乗せては降ろす作業を繰り返します。

コンベアの流れる速度も速く、ほんの1~2秒でも目を離すと流れていってしまいます。

その中で荷物を確認し、仕分けていきます。

高い集中力とスピードが要求されるので一瞬たりとも気が抜けません

しかもそれでいて中には重量のある荷物もあり、筋力も必要となってくるために体への負担が大きくなります。

体を動かす人や体力に自身のある方なら問題ないでしょうが、逆に言えばそれらに自信がない方にとっては地獄のようなきつさを味わうことになるかもしれません。

また、こうした肉体労働となるような環境では気性の荒い方もみられ、怒号が飛ぶようなこともあります。

※私のいた部署での一例です。全ての配送業がこのようなわけではありません。

これらのことから、配送業の仕分け作業は女性にはあまりおすすめはできない環境となっています。

配送業以外の仕分け作業を選びましょう。

集中力の持続

基本的に仕分けは日を通して同じ作業の繰り返しとなることがほとんどです。

そのため、一度仕事に慣れてしまうと時間の流れが遅く感じられるようになり飽きてしまいます。

そうなると集中力も途切れがちになってしまいミスが出やすくなります。

また、単純作業の繰り返しなので自分が意識するよりも先に体が反応することがあります。

すると、欠いた集中力と無意識の反応によるためミスが多くなってしまうでしょう。

黙々と作業をこなすのが苦手で飽きやすいといった方には不向きな仕事といえるでしょう。

作業環境温度

仕分け作業は倉庫のような場所で仕事をすることもあります。

規模によりけりですが、大きな倉庫だと冷暖房の利きが弱いので夏は暑く冬はかなり寒いです。

特に配送業関連だと屋外での作業が多いのでより辛いです。

また、クール便や冷凍食品を扱うような企業での仕分けとなれば、マイナス10~20度という極寒の冷凍庫での仕事となるので地獄です。

ホッカイロや何重にも着込むなどして対策しなければなりません。

しかしこうした極寒での作業の本当の辛さは他にあり、夏場での温度差にあります。

撒いた水が即座に凍るような環境から一歩外に出れば、今度は撒いた水が即座に乾いていく灼熱の環境なのですから体がついていかず、体調を崩しやすくなります。

人によっては慢性的な倦怠感や頭痛などに悩まされることもあり、日常生活に支障がでるほどの負担となることもありますので十分な注意が必要です。

仕分けバイトの給料相場は900円〜1,400円

仕分けは誰でもできる簡単な仕事なので安いところは安いです。

しかし近年ではネット通販のサービスの向上などにより利用者が増え、それに関連する企業の求人も多く、時給も高めです。

夜間帯の求人では軒並み1,100円を越えるなど高額となっています。

これに深夜手当てが加わることでより収入にプラスとなります。

郵便局などは年賀状などで年末年始が大忙しとなるので、こうした時期の求人は時給も高い傾向にありおすすめです。

ちなみに配送業関連の仕分けは時給が圧倒的に高いです。

先にお話したように仕事自体はきついですがそれに見合う分の見返りがあるということですね。

中には1,500円を超えるといった求人もあるようなので、体力と気力、集中力に自信のある方はチャレンジしてみてもいいのではないでしょうか。

仕分けバイトの注意点は慣れ

仕分けバイトでの注意点は仕事に「慣れ」です。

何度もいうように仕分けの作業は単純明快でありとても簡単ですぐに慣れるでしょう。

仕事のコツを掴むこともできれば常に同じ作業の繰り返しなのでパターン化することもでき、効率も上がります。

しかし、こうして練度が高まるパターンの構築ができる頃合が非常に危険であり、自分に自信を持った結果、それが過信へと変わってしまいイージーミスを引き起こしやすくなります

よくある例としては数字の桁を1つ間違えたり、配送先の地名ミス(佐賀県を滋賀県と間違う)などがあります。

仕分けでこのようなミスが出てしまうと勤め先の企業はもちろん、関連企業や顧客にまで迷惑をかけてしまい、さらには信頼関係にまで傷が付いた結果の大損害となってしまいます。

慣れたからこそ初心を忘れず、気を引き締めて仕事に臨むように心がけましょう。

ちなみに他にも注意するべきポイントとしては体の部分ごとの負担です。

基本は軽作業なので体全体にかかる負担こそ少ないのですが、「同じ作業を繰り返す=同じ体の部分を繰り返し動かす」ことにより部分的な負担は相当なものとなります。

楽な作業と決め込んで油断していると腱鞘炎や腰痛、立ち仕事の場合は膝を悪くしてしまい日常生活もままならなくなってしまうほど悪化してしまうこともあります。

それらを避けるためにも、一定感覚で体勢を変えたり、休憩時間にストレッチやマッサージをするなどして体をほぐすようケアに心がけましょう。

仕分けバイト探しならタウンワークなどの求人サイトがおすすめ

仕分けバイトの求人はそれこそ星の数ほどあります。

しかしそれらの中から自身に合った仕事を探すのは一苦労です。

そこでおすすめなのがタウンワークなどの求人サイトです。

特にタウンワークは求人掲載数が膨大であり、職種、勤務地、給料、シフト、特色などで絞り込んでの検索が可能なので自分の理想に近い仕事が見つけやすいです。

仕事に関しての情報もわかりやすく記載されているのでおすすめの求人サイトです。

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他にも、派遣会社の利用もおすすめの方法です。

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早ければ登録から2~3日中には仕事の紹介が来ます。

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仕分けバイトの面接はどんな内容?志望動機はどこまで作り込むべき?

これから仕分けバイトを目指そうとしている人にとって、まず最初に不安に思うことのひとつが面接ではないでしょうか。

そこで仕分けバイトでの面接の質問内容や雰囲気などについてお話していこうと思います。

仕分けバイトの面接で聞かれた質問内容

仕分けバイトの面接で聞かれた質問内容は以下のとおりです。

  • 健康状態
  • 体力の有無
  • 過去仕分け作業の経験の有無
  • 出勤関連
  • 志望動機

上記が面接中に聞かれた主な内容となります。

以降はそれぞれについてご紹介していきます。

健康状態

まずは健康状態です。

現在の健康状態や、過去の病気や怪我の経験の有無、それぞれで経験があると答えた場合は完治したかどうか、後遺症などがないかを聞かれます。

やはり体が第一ですので雇用側としてはしっかりと確認しておきたいところなのでしょう。

嘘をついても仕方がないので、正直に答えましょう。

しかし、過去に病気や怪我の経験があったとしても現在は完治し後遺症もなく、日常生活や仕事に一切の支障がないようであれば伏せておいても問題はないでしょう。

体力の有無

体力の有無についても聞かれます。

入りは「スポーツはしていたか」などからとなり、その後に「仕事で体力が必要となることもあるが大丈夫であるか」といった感じで聞かれることになります。

こちらに関しても健康様態と同様体に関することなので確認しておきたい項目であるといえます。

上記のような質問がなされた場合は、「スポーツの経験があり体力にも自信がある」と答えておけば問題ないでしょう。

過去の仕分け作業経験の有無

過去に仕分け作業の経験があるかの確認です。

経験者は即戦力として期待ができるので企業側としても助かります。

しかし仕分け作業は単純作業であり、未経験者でもまったく問題なく仕事をスタートすることができます。

経験がないからといってそれがハンデとなるような事はほぼありません

経験がなければはっきりと伝えましょう。

出勤関連

勤務希望時間帯、1日の出勤可能時間、週の出勤可能日数、土日の出勤の可否、どれくらい先まで働くことができるか、などを聞かれます。

自分の可能な範囲で答えましょう。

ちなみに、「最低1日○時間~」「週○日~」といった企業側の希望があるような場合はそれに合わせた勤務時間、日数などを答えるようにすると好印象となります。

土日の勤務も問題ないと伝えればさらにポイントが稼げるでしょう。

他にも、通勤方法やかかる時間、いつごろから出社できるか、といったことも聞かれます。

通勤方法関連は通勤全体でかかる時間、複数の移動手段を利用する場合はバスならバスで移動する区間と時間、電車なら電車で移動する区間と時間、といったようにそれぞれについて明確に答えられるようにしておきましょう。

いつごろから出社可能か?といった質問に対してもはっきりと出社日を「即答」できるようにしておきましょう。

ここで曖昧な対応となってしまうと、入社の意思が弱いと判断される可能性があり評価が下がってしまうことがあります。

もし出社日に対して明確にできない場合はその理由を述べて、働く意思があるということはしっかりとアピールしておきましょう。

ちなみに、こうした通勤方法や出社可能日に対する質問は面接の後半に聞かれる傾向があります。

そして、これらの質問が出た場合は採用の可能性が高いと考えてもいいでしょう。

不採用とする場合には無意味な質問です。

とはいえ、こうした質問を受けたからといって必ず採用となるわけではありません。

あくまでも可能性の1つとして考え、過度な期待はせずに結果を待ちましょう。

志望動機

最後は志望動機です。

通常の面接では最重要項目といっていい最も緊張する質問ですが、正直な印象としては仕分けバイトの面接ではあまり重要視されていないように感じました。

企業はとにかく仕事をしっかりとこなしてくれる人間を欲しています。

仕事に意欲があるようなことをアピールできればそこまで問題ある質問ではないでしょう。

明るくはきはきとした受け答えができるように意識して臨みましょう。

とはいえ、しっかりとした答えを用意しておいた方が安心できるのは間違いありません。

過去に仕分けの経験があればそれを活かし、即戦力として参加できる旨をアピールし、体力や集中力、精細さをアピールできるような経験例などを組み込むことでより印象がよくなります。

まとめ

資格や経験の必要がなく簡単な軽作業である仕分け作業は、年齢や性別問わず、幅広い層におすすめできるお仕事です。

それぞれの層に対応した求人案件も多数あり、自分に合った条件の仕事が見つけやすいのも魅力です。

メインとして、空いた時間の小遣い稼ぎとして、Wワークとしても仕分け作業はぴったりですのでぜひチェックしてみてください。

監修者

上場・ベンチャー・中堅企業で様々な役割を経験。今なお、採用・人事の業務を最前線で経験し、「いま」の「生きた」知見を発信しています。