転職エージェントは信用できない?裏側を知る筆者が原因と回避法の全てを伝授
転職エージェントのデメリットを聞き
「本当に転職エージェントは信用できないの?本当?」
「信用できない転職エージェントはどこ?見分け方を知りたい」
「信用できるおすすめの転職エージェントはどこ?」
と気になっていませんか?
筆者は約10年ほど採用担当者を経験し、転職エージェントとお付き合いをしてきました。
また同時に転職者としても何度か利用してきました。
その経験からお伝えすると転職エージェントは依頼元である企業側の意見を過度に聞く傾向にあります。
つまり、転職希望者にとって信用できないと感じる転職エージェントが存在していることは事実です。
なぜなら転職エージェントを筆頭とした人材ビジネスは企業からお金をもらう仕組みになっているためです。
ですが原因が分かれば対処法もあります。
信用出来ない部分もありますが、転職エージェントを複数利用することで嘘を見抜きやすくなります。
この記事では転職エージェントがどうして信用できないのか、原因を知ることができます。
原因を知った上で、転職エージェントを賢く利用する方法も併せて紹介します。
「信用できないから」と転職エージェントの利用を迷っている方はぜひ最後まで読んでいってください。
目次
転職エージェントは信用できない?と感じる6個のパターン
「転職エージェントは本当に信用できないサービスなの?」
と質問をよく受けますので、ここでは過去によく質問をいただいた内容をまとめていきます。
- 転職エージェントはなぜ無料で利用できるの?
- 無料なのになぜ最寄りのカフェまで来て打ち合わせをしてくれるのか?
- 他の転職エージェントの選考状況を聞かれる
- 転職エージェントの提案は信用していいのか?正しいのか?
- 強引な営業が怖い
- 転職エージェントはどこまで本音で答えてくれるのか?
それぞれについて解説します。
転職エージェントを「信用して良いのか知りたい」という方はぜひ参考にしてみてください。
転職エージェントをなぜ無料で利用できるの?
「転職エージェントを無料で利用できるから信用できない・・・」という方は多くいます。
無料で転職相談にのってアドバイスしている方の人件費は無料なハズがありませんよね。
実際、転職エージェントはボランティアではありません。
一等地にオフィスを構え、何人も担当者を採用しているため相当なコストがかかっています。
ただこれには理由があります。
実は転職エージェントは原則、転職者からお金を取ることはできません。
なぜなら労働基準法第6条という法律で仕事に応募する人からはお金をとることを禁止しているためです。
(中間搾取の排除)
第六条 何人も、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。
そのため転職エージェントは転職者を無料で利用できるようにし、企業からお金を受け取る仕組みにしています。
図のように、転職エージェントが紹介した人材を企業が採用した場合、紹介料が発生します。
具体的には転職者の年収の1/3を転職エージェントは企業から受け取っているのです。
無料で利用できるため怪しく感じてしまうでしょうが、法律の影響を受けていることが原因となっています。
無料なのになぜ最寄りのカフェまで来て打ち合わせをしてくれるのか?
「無料なのになぜ最寄りのカフェまで来て打ち合わせをしてくれるのか?」
と疑問に思う方もいますよね。
筆者もかつて疑問に思っていました。
結論から言えばカフェ代くらいは軽く元を取れるくらい人材ビジネスは儲かるためです。
転職エージェントは企業のニーズに合った人材を見つけて紹介することをビジネスとしています。
紹介された人材を採用した企業が、転職エージェントに対して年収の1/3を支払うことで成立しているのです。
例えば年収300万円の人材を採用したのであれば100万円を企業から受け取れます。
年収600万円の人材であれば200万円が売上となるのです。
このように転職エージェントが営む人材紹介ビジネスは非常に大きな売上を生むビジネスです。
そのためカフェ代・交通費などの経費は惜しまず対応します。
他の転職エージェントの選考状況を聞かれる
転職エージェントを信用できない事例として他の転職エージェントでの選考状況を聞かれることがあります。
ですがこれにも理由があり、単純に求人紹介がバッティング(重複)しないようにしているためです。
筆者も採用担当者として転職エージェントを活用していました。
同一人物から違う転職エージェントを経由して、同じ求人に応募してくるということがありました。
このように同一人物からの応募が重複するケースは、採用担当者から見ると単純に
「この応募者はあまり求人を見ないでエントリーしているのではないかな」
と採用に慎重になってしまいます。
また「転職エージェントも何も聞かず求人を紹介しているの?」と信用問題にも関わります。
このように同一人物が同一求人に応募しないようチェックするために選考状況をヒアリングしているのです。
転職エージェントは転職者の個人情報や選考状況は厳重に取り扱っています。
筆者が採用担当として見てきた限り、その点は安心して良いと考えています。
転職エージェントの提案は信用していいのか?正しいのか?
転職エージェントが信用できないと、提案された求人など何を信じて転職活動をすればいいか不安になりますよね。
転職は人生に大きな影響を与えるイベントです。
大切なことだからこそ、転職エージェントの提案を鵜吞みにせず、自分で判断し決断することが重要です。
そのためにも正しい情報が必要となります。
おすすめの方法は複数の転職エージェントを利用する方法です。
複数利用することで情報に客観性が増します。
最低3サービスは利用することがおすすめです。
良い所ばかりではなく悪い所やデメリットもしっかり伝えてくれる転職エージェントの情報を重視しましょう。
強引な営業が怖い
強引な営業が怖いということで転職エージェントを信用できないと感じる方もいます。
「まだ本格的に応募を検討していないのにやたらと応募を迫ってくる」
という転職エージェントがいるのではないかと不安になりますよね。
結論から言うと、中には上記のような強引に内定させようとする転職エージェントが存在することもあります。
なぜなら転職エージェントは転職希望者を企業に紹介して内定が出て初めて報酬が発生するビジネスだからです。
しかし、ノルマのために意中ではない企業に内定をさせようとするような転職エージェントはごく一部です。
複数の転職エージェントを利用していれば無理な営業をしない担当者が大半であることに気づくでしょう。
運悪く強引な人に出会ってしまうこともあるかもしれませんが、担当者の変更をお願いすることもできます。
もし言いづらければ、転職エージェントごと断れば大丈夫です。
複数の転職エージェントを利用して1つの転職エージェントに依存しないことが強引な営業回避のコツとなります。
転職エージェントはどこまで本音で答えてくれるのか?
転職エージェントはどこまで本音で答えてくれるのか分からないという疑問を持っている方もいます。
「転職エージェントは本音で真剣に自分自身の転職についてアドバイスをしてくれているのかな?」
と不安になってしまいますよね。
結論からお伝えすると大手の転職エージェントであれば問題ないでしょう。
なぜなら転職エージェントは転職者が企業に転職したときにお金を企業から受け取る仕組みだからです。
そのため転職者が
「この企業に転職したい!」
と思える企業を提案し、スムーズに転職できるようサポートをしてもらえます。
ですが注意点もあります。
わざわざネガティブを開示するわけではないため、気になることがあれば質問することが重要です。
「注意点はありますか?」
「離職率はどれくらいですか?」
「ワンマン経営者でないですか?」
など気になる点は積極的に確認しれば答えてもらえることが大半です。
「転職エージェントを信用できない」と感じる6個のパターンまとめ
- 転職エージェントをなぜ無料で利用できるの?
- 無料なのになぜ最寄りのカフェまで来て打ち合わせをしてくれるの?
- Q.他の転職エージェントの選考状況を聞かれるのはなぜ?
- Q.転職エージェントの提案は信用していいの?
- 強引な営業が怖い!
- 転職エージェントはどこまで本音で答えてくれるの?
信用できない背景は転職エージェントが企業からお金を受け取る仕組みが原因
ここまで転職エージェントを信用できない事例と原因を紹介してきました。
その原因の中でも転職エージェントがお金を受け取る仕組み(ビジネスモデル)が原因の中心となっています。
転職者は転職エージェントを無料で使えるメリットがあります。
その一方で、お金を企業から受け取っている以上、転職エージェントは企業の意向を優先する傾向にあります。
売上を増やすためには一人でも多く転職を成立させる必要があるのです。
無料でサービスを受けられるメリットと引き換えに強引な営業を受ける可能性があるということです。
では、転職エージェントは使わない方が有利なのでしょうか?
その判断をするためには転職エージェントのメリットとデメリットを天秤にかける必要があります。
転職は情報が命!転職エージェントの情報は収集すべき
満足いく転職のためには情報が全てです。
自分の強みや働き方を理解せず、苦手な仕事につけば生涯苦労して仕事することとなります。
もし、売上が落ちる一方の斜陽産業に入社すれば、減り続ける売上・利益のためにリストラにあうかもしれません。
そうでなくても、昇給はしづらいでしょう。
さらにブラック企業に入社すれば短期離職につながります。
入社したあとに「ワンマン社長で裁量権がない」といったような話はよく聞く話です。
このような様々なリスクを避けるためには情報が必要ですが一人での情報収集には限界があります。
一方で転職エージェントは無料で利用できるため「賢く使う」といった風に考え方を変えて利用しましょう。
特におすすめの方法は3サービスを同時に使う方法です。
転職エージェントの提案内容に客観性が増しますし、求人も網羅しやすくなります。
仮に不運にも無理な営業に合ったとしても他の担当者に相談すれば済みます。
情報の有無で転職失敗のリスクは大きく違うため上手く活用することがおすすめです。
次では評判がよいおすすめの転職エージェントを紹介していきます。
評判が良いおすすめな転職エージェント3つ
情報収集や本命企業に内定を獲得するために活用すべきおすすめの転職エージェントは、以下の3つがあります。
- おすすめ1:業界最大手のリクルートエージェント
- おすすめ2:大企業やメーカーに強いマイナビAGENT
- おすすめ3:20代や未経験職の提案に強いハタラクティブ
それぞれについて解説します。
おすすめ1:業界最大手のリクルートエージェント
業界最大手のリクルートエージェントは情報収集に非常に向いています。
大手リクルートグループということで非常にたくさんの求人を集めており、企業情報が集まっているためです。
知名度が高いため、求人数が多く、特に営業職求人に関しては非常に多くの求人紹介があります。
情報収集のためにぜひ活用してみましょう。
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おすすめ2:大企業やメーカーに強いマイナビAGENT
大企業やメーカーに強いマイナビAGENTは非常におすすめです。
新卒採用でマイナビを活用した企業がそのままマイナビAGENTに求人依頼をしているケースもあります。
マイナビAGENTは特にメーカーや大企業の求人情報を収集したいという方におすすめです。
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おすすめ3:20代や未経験職の提案に強いハタラクティブ
20代や未経験職種の提案に強いハタラクティブはキャリアアドバイザーが、マンツーマンの対話で希望条件を深くヒアリングしてくれます。
面接練習や書類添削などキャリアカウンセラーが内定獲得まで寄り添ってサポートしてくれる、質の高いサービスが好評です。
ハタラクティブは20代転職や未経験職希望の方におすすめです。
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評判が良いおすすめな転職エージェント3つまとめ
- おすすめ1:業界最大手のリクルートエージェント
- おすすめ2:大企業やメーカーに強いマイナビAGENT
- おすすめ3:20代や未経験職の提案に強いハタラクティブ
もし「転職エージェントは絶対に利用したくない」と考えている方はキャリア相談サービスをおすすめします。
絶対に信用出来ない方はキャリア相談サービスがおすすめ
転職エージェントは絶対に信用できないという方には、キャリア相談サービスがおすすめです。
こちらは有料サービスとなりますが、お金を支払う転職者に寄り添った提案がもらえます。
強みや希望する働き方を診断し、能力を発揮しやすい職種や業界を案内してもらえます。
転職エージェントではないので求人の紹介はしてもらえません。
代わりに、利用すべき転職エージェントや求人の選び方も教えてもらえるので安心です。
有料ですが初回相談無料となっています。
「自分らしく働きたい」「転職を二度と失敗したくない」といった方は積極的に利用を検討しましょう。
注意点としては人気サービスのため、相談枠が限られています。
少しでも興味がある方は予約だけでも早めにしておくことがおすすめです。
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まとめ
転職エージェントが信用できないといわれてしまう理由はビジネスモデルにあります。
転職希望者は無料で転職エージェントを活用できます。
その一方で、転職エージェントにお金を支払うのは企業側のためです。
「転職エージェントを信用できない」と感じる6個のパターンとして、以下のパターンがあります。
- 転職エージェントをなぜ無料で利用できるの?
- 無料なのになぜ最寄りのカフェまで来て打ち合わせをしてくれるのか?
- 他の転職エージェントの選考状況を聞かれる
- 転職エージェントの提案は信用していいのか?正しいのか?
- 強引な営業が怖い
- 転職エージェントはどこまで本音で答えてくれるのか?
転職は情報が命であり、転職エージェントの情報は収集すべきです。
情報収集や本命企業の内定獲得のために活用すべきおすすめの転職エージェントは、以下の3つがあります。
- おすすめ1:業界最大手のリクルートエージェント
- おすすめ2:大企業やメーカーに強いマイナビAGENT
- おすすめ3:20代や未経験職の提案に強いハタラクティブ
絶対に転職エージェントを信用できないと感じる方は、キャリア相談サービスを活用するようにしてください。