転職エージェントの裏事情とは?無料の仕組みやデメリットを採用担当が暴露

安心して利用するために「転職エージェントの裏事情を知りたい」と気になりませんか?

私は約10年間、採用担当者を経験し転職エージェントの裏事情を観察してきました。

また転職者としても利用しています。

この記事を一読いただくことで無料で利用できる裏事情や、それによるデメリットを正しく理解できます。

デメリットを把握して上手く活用したい方はぜひご覧ください。

目次

転職エージェントの裏事情とは?なぜ無料なのかを採用担当が解説

転職エージェントのお金の流れを理解することで裏事情が見えてきます。

ここではまず転職エージェントにビジネスモデルを理解していきましょう。

転職エージェントは転職者を企業に転職させてからお金をもらう「成果報酬」の仕組みになっています。

転職希望者は無料で転職エージェントを利用できますがかかる転職エージェントの人件費等の費用は企業から受け取っています。

転職エージェントの裏事情

重要な点としては、転職エージェントにお金を支払うのは採用する企業だということです。

そのため、転職エージェントは転職者よりも企業の顔色を優先します。

このような裏事情があるため転職者のキャリア設計は最優先とならないのです。

転職エージェントには次のような裏事情が存在します。

  • ブラック企業ばかりを紹介する転職エージェントも存在する
  • 転職エージェントに支払う報酬は転職者の年収1/3と高い
  • 入社して2週間経過しないと転職エージェントは報酬をもらえない

また、採用担当者として転職エージェントを利用する際の裏事情としては以下の3つが言えます。

  • 採用担当者は転職エージェントによって書類選考の甘さが変わる
  • 求人の特徴に合わせて転職エージェントを使い分けている
  • 仕事内容がかんたんで複数名採用するときは転職エージェントを利用しない

それぞれについて詳しく解説します。

ブラック企業を紹介する転職エージェントも存在する

転職エージェントの中にはブラック企業を紹介する転職エージェントも存在しています。

なぜなら転職エージェントは転職希望者をクライアントである企業に転職させれば報酬がもらえるからです。

さらに転職エージェントは営業職という一面もあるため転職支援数のノルマもあります。

そのためブラック企業や離職率の高い企業から中途採用の依頼があれば転職者に求人を紹介するケースもあります。

転職エージェントを安易に選ぶのは避け、しっかりと見極めましょう。

また複数の転職エージェントを利用して客観性を担保することがおすすめです。

転職エージェントに支払う報酬は転職者の年収1/3と高い

紹介した転職希望者を企業が採用した場合、企業側が転職エージェントに報酬を支払います。

転職エージェントがもらう報酬料は、紹介した転職者の年収の1/3の額となります。

良い人材を採用するのにお金がかかるのは当たり前のことですが、高額と感じる採用担当者や経営者は多くいます。

例えば年収500万円の場合、企業は150万円以上を採用の成果報酬として転職エージェントに支払うことになります。

この高額な報酬があるため、転職エージェントは成果を出す目的で転職者に無理な求人紹介をする可能性もあります。

無料で利用できますが、無理な求人紹介に引っかからないためにも複数サービスの利用をおすすめします。

入社して2週間経過しないと転職エージェントは報酬をもらえない

転職エージェントは転職者の内定が出たらすぐに企業から報酬が出るわけではありません。

転職者が入社して2週間を経過しないと転職エージェントは企業から報酬をもらえません。

2週間という期間は転職エージェントによりバラツキがあります。

長く設定している転職エージェントであれば3か月のケースもあります。

そのため、合わない職場に入社しても

「しばらくは在職してほしい」と転職エージェントにお願いされる可能性もあります。

転職エージェントは求職者が内定、入社して初めて企業から報酬をもらうため、このような裏事情があります。

ではここからは採用担当者としての転職エージェントを利用するときの裏事情について解説します。

採用担当者は転職エージェントによって書類選考の甘さが変わる

採用担当者は転職エージェントの担当者によって書類選考の甘さが大きく変わります。

「あの担当者はうちの会社の内部事情にしっかりと配慮して良い人材を送ってくれるな」

など採用担当者側も転職エージェントを評価しているためです。

特にハイキャリア向けの転職エージェントでは、メールや電話ではなく直接合って採用担当者に推薦を行います。

そこまでされると採用担当者も簡単に落とすことはできないため、書類選考の通過率は激増します。

利用する転職エージェントの質で書類選考の通過率が大きく変わってくることを理解しておきましょう。

求人の特徴に合わせて転職エージェントを使い分けている

採用担当者は求人の特徴に合わせて転職エージェントを使い分けています。

求める人物像が多く利用している転職エージェントに相談した方が効率良く採用できるためです。

例えば、

「IT系の求人を出すならワークポートに頼もう」

「若手を採用するならハタラクティブあたりに声をかけておこう」

といった具合に求人内容に合わせて転職エージェントを使い分けます。

そのため、あなたがもし20代であれば20代に強い転職エージェントを利用しましょう。

特に、年代・地域・職種・年収に応じて選ぶべき転職エージェントが変わります。

適切に使い分けましょう。

仕事内容がかんたんで複数名採用するときは転職エージェントを利用しない

仕事内容が簡単で複数名を採用するときは転職エージェントを利用することはしません。

単純に一人あたりの採用経費が転職エージェント経由だと高くなるため、転職サイトを利用します。

年収400万円ほどの若手を2名以上採用する場合、転職エージェントを経由すれば240万円の採用経費がかかります。

一方で転職サイトを利用すれば月50万円程度で掲載できるためです。

200万円近い採用経費の差が生まれます。

人柄やスキルなどを求めない場合は転職サイトで採用した方が企業はお得に採用ができます。

企業は転職サイトとエージェントを使い分けているため、希望する仕事内容に合わせて利用すべきものを選びましょう。

次は、転職エージェントを利用するときに気をつけたいデメリット6つについて紹介します。

転職エージェントで気をつけたい6つのデメリットを紹介

ここでは転職エージェントを利用するときに気をつけるべきデメリットについて紹介します。

筆者は転職者という立場からも転職エージェントを利用しましたがやはり裏事情が見え隠れします。

具体的には下記のような内容です。

  • デメリット1:サポート打ち切りなど不義理なことをされる
  • デメリット2:市場価値の低い人材や意欲が低い人材は後回しにされる
  • デメリット3:求人がないと登録拒否される
  • デメリット4:非公開求人が大半のため登録しないと求人を閲覧できない
  • デメリット5:書類選考や面接の対策は依頼しないとやってもらえないことがある
  • デメリット6:キャリアカウンセリングは必要最小限しかしない

それぞれについて解説します。

デメリット1:サポート打ち切りなど不義理なことをされる

転職エージェントの中には不義理な方もいます。

2回ほど電話に出ない転職者には、「連絡が取れない」ということでサポート打ち切る転職エージェントも実際存在しています。

さすがに担当者の問題だと信じたいですが、運悪く当たる可能性もあります。

担当者変更の依頼や複数サービスの利用は必須ですのでお気をつけください。

デメリット2:市場価値の低い人材や意欲が低い人材は後回しにされる

転職エージェンの注意点(詳細)

「転職しづらい方」「転職意欲の低い方」は対応が後回しにされる可能性があります。

なぜなら、転職エージェントは転職者が企業に転職してから受け取る

「成果報酬型」のビジネスモデルのためです。

そのため下記のような方を優先して転職サポートします。

  • 転職しやすい人
  • 意欲の高い人
  • 年収の高い人

逆に言えば、意欲が低かったり転職しづらい人は転職サポートが後回しにされる可能性があります。

デメリット3:求人がないと登録拒否される

転職エージェントは紹介できる求人がないと登録拒否される可能性があります。

転職エージェントの報酬は紹介した人材に内定が出て初めて発生するためです。

内定する可能性の低い人材を登録させてもお金にならないと判断して登録拒否されることになります。

例えば一般事務は30代を超えると求人が激減してしまいます。

転職エージェントに相談しても転職支援ができないため、お断りをされることとなります。

デメリット4:非公開求人が大半のため登録しないと求人を閲覧できない

転職エージェントが取り扱う求人の大半は非公開求人です。

そのため転職エージェントに登録しないと求人の多くを閲覧できないという裏事情があります。

転職エージェントに求人依頼する理由として知られずに求人を出したい場合や応募者が殺到するため公開範囲を狭めて募集したいという思惑が採用担当者側にあるためです。

例えば企業のお金の流れを握っている経理の仕事等をハローワークなどに出してしまうと「倒産するのではないか」という噂が流れる可能性もあります。

また、水面下で立ち上げた新規プロジェクトでは表だって採用活動はできません。

このような背景で非公開求人となりますが転職エージェントに登録すれば閲覧することができます。

デメリット5:書類選考や面接の対策は依頼しないとやってもらえないことがある

書類選考や面接の対策は依頼しないとやってもらえないことがあります。

転職エージェントや担当者により、書類選考対策や面接の対策は濃度に差があるためです。

もちろん、依頼すれば書類選考や面接対策をしてもらえます。

積極的に依頼しなければフィードバックをもらえないケースは多々あるため、しっかりと依頼していきましょう。

デメリット6:キャリアカウンセリングは必要最小限しかしない

キャリアカウンセリングは必要最小限しかしないこともあり得ます。

担当者によりマチマチな部分がありますが、キャリアカウンセリングに重きを置いているのではなく

「早く内定を出してもらって企業から報酬を受け取りたい」という転職エージェントも存在するためです。

もちろん相談すれば応じてもらえるため、こちら側から

「自己分析はどのようにすれば良いですか?」

「自分の強みを活かせる職種は何がありますか?」

「どんな経験やスキルがあると年収が上がりますか?」

などと積極的に質問・相談をしましょう。

転職エージェントをうまく使うために重要な5つのポイント

転職エージェントには裏事情が存在しますが、デメリットを回避する賢い活用方法もあります。

具体的には以下の5つです。

  • ポイント1:担当者と合わなければ変更を依頼する
  • ポイント2:転職意欲が高いと思われる受け答えをすること
  • ポイント3:転職エージェントには本音と建て前を上手く使う
  • ポイント4:サイトには頻繁にログインしておき転職活動をしていると思わせる
  • ポイント5:複数の転職エージェントに登録して外れを避ける

それぞれについて解説します。

ポイント1:担当者と合わなければ変更を依頼する

担当者と合わなければ変更を依頼するようにしましょう。

転職活動は思った以上にストレスと労力がかかります。

自分には合わないと感じるような担当者と転職活動をするとストレスが大きくなります。

出来るだけ担当者は遠慮せずに変更してもらうようにしましょう。

遠慮をすると自分自身が疲れるだけではなく、希望に沿った求人に出会えない可能性もあります。

変に気を使う必要はありません。

気軽に担当者変更をお願いするようにしましょう。

参考:ワークポート転職&お仕事コラム|転職エージェント活用術!“担当キャリアコンサルタントの変更ってあり?”

ポイント2:転職意欲が高いと思われる受け答えをすること

転職エージェントをうまく使うには転職意欲が高いと思われる受け答えをするようにしましょう。

例えば「今は検討段階だが、良い求人があれば早く転職したい」という風に伝えるなどの方法があります。

「良い求人があれば転職する」と分かれば転職エージェントも積極的に提案をしてくれます。

「どんな求人が良いのか?」

「なぜ転職を検討しているのか?」

など、細かくヒアリングしながら希望に沿った職種や具体的な求人をピックアップしてもらえるでしょう。

ポイント3:転職エージェントには本音と建て前を上手く使う

基本的には転職エージェントには本音を言ってください。

担当者は面談を通して求職者の適性を理解し、転職の目的に応じて企業とのマッチングを行います。

求職者が本音で要望を伝えてくれると、求人紹介のミスマッチも少なくなるためエージェントの提案も的確にできます。

お互いの情報をすり合わせるために、転職理由や希望の条件は本音で話しましょう。

ですが注意点としては、ただ不満や愚痴ばかりを伝えるだけとなってしまうと「この人にいい求人を紹介しても難しいかもしれない…」と転職エージェントもサポートに後ろ向きになってしまうこともあります。

そのようなデメリットを避けるためにも、ネガティブになりすぎる本音は伝えないことも大切です。

転職意欲が高いと思われる受け答えを意識することで転職エージェントと信頼関係を作りながら転職活動ができます。

ポイント4:サイトには頻繁にログインしておき転職活動をしていると思わせる

転職エージェントのWebサイトには頻繁にログインをしておきましょう。

ログインをすることで「熱心な転職者」と思われることができます。

そうすれば個別に優良求人を提案してもらえることもできます。

出来れば1週間に1回程度はマイページにログインするようにしておくことがおすすめです。

エージェントに登録するだけで何週間も続けて放置することだけはやめてください。

「この求職者に優先して求人を紹介しなくてもいいな」と後回しにされ、見捨てられることもあります。

サイトにはこまめにログインして、転職活動に意欲的な姿勢を見せましょう。

ポイント5:複数の転職エージェントに登録して外れを避ける

転職者の年齢や職種、地域、年収によって適する転職エージェントは違います。

また、転職エージェントの担当者にも相性や当たり・外れがあります。

そのため、複数の転職エージェントに登録し「外れ」から避けられるようにしておきましょう。

複数の転職エージェントを利用すれば自分に合った転職エージェントが見つかります。

利用している転職エージェントと合わないと思ったら別の転職エージェントを利用すればいいのです。

遠慮して1サービスしか登録しないと、時間ばかりか適職に出会えず厳しい仕事人生になるかもしれません。

転職エージェントに裏事情がある以上は回避するしかないため、最低3サービスは登録して賢く利用しましょう。

採用担当者がおすすめする3つの転職エージェント

各業界ごとに専任の担当者がいるマイナビAGENT

マイナビAGENTは業界大手の転職エージェントです。

マイナビAGENTでは企業の人事担当者とやり取りする専任のアドバイザーが在籍しています。

アドバイザーは各業界の専門的な知識にも強く、求職者は的確な職種選びのサポートが受けられます。

マイナビAGENTは20代の中心に人気のあるエージェントで、大手企業や大手メーカーの求人に強いです。

求人情報確保のために他のエージェントと併用するのもおすすめです。

>マイナビAGENTはこちら

サポート年齢の幅が広い業界大手のリクルートエージェント

リクルートエージェントは大手のリクルートの傘下であり、求人数が圧倒的です。

こちらも業界大手の転職エージェントのため知名度があり、

「リクルートエージェントに求人を出せば何人か採用できる」と採用担当者からも評判があります。

全国に対応しているので、お住まいの地域や地方の求人を探すときも活用できます。

サポート年齢の幅も広く、30代・40代にもおすすめです。

職種も多く、利用者の希望やスキルを考慮した仕事を提案してくれます。

>リクルートエージェントはこちら

転職コンシェルジュが親身にサポートしてくれるワークポート

ワークポートは担当のコンシェルジュが親身になってサポートしてくれる非常におすすめのサービスです。

コンシェルジュは業界や職種に精通した転職のプロで、求職者の希望を丁寧にヒアリングしてくれます。

ワークポートはIT系の求人や未経験歓迎の求人に強いです。

全体の求人数の中でも非公開求人が大きく占めているので、登録してまずは求人情報をチェックしてみてくださいね。

>ワークポートはこちら

ここまで転職エージェントのデメリットを回避する活用方法について紹介しました。

次は筆者が採用担当時代に見た、「この担当者は信用できないな…」と感じた転職エージェントについてお伝えします。

採用担当が暴露・信用できない転職者エージェントは企業や求人の内容を把握していない

筆者が採用担当時代、「信用できないな」と感じた転職エージェントについて紹介します。

企業や求人の内容を把握していない転職エージェントがいることがあります。

たとえば「当社の事業内容や強みは何ですか?」と聞いても答えられないという転職エージェントにが多くいました。

会社の売りを転職エージェント自身が把握していないと、転職者に魅力的に求人紹介をしてくれません。

応募数も少なく、応募者の意欲も低くなるため、そのようなエージェントはあまり信用できませんでした。

つまり、転職エージェントによって書類選考の通過率は大きく変わります。

「ここまで転職エージェントの裏事情を聞いて、もう信用できない」という方もいると思います。

次は、転職エージェントが本当に信用できる事業なのか、その実態について解説します。

転職エージェントは厚生労働省の許可を得てサービスを行っている事業者

ここまで採用担当者と転職者の両側から見た転職エージェントの裏事情について解説しました。

企業の採用担当者と転職エージェントの関係性によっても書類選考の通過率は大きく変わります。

ですが転職エージェントは国から許可を得て事業を行っている、転職支援サービスです。

このため、どの転職エージェントでもサービスの根本はまず第一に転職者を支援する目的があります。

規定に従い、求職者の適性とマッチした企業を紹介するのが転職エージェントの仕事です。

相談だけでも転職に有益な情報を得られるため、

「転職エージェントが信用できない」という方も、一度は利用する価値があると言えます。

ですが先にお伝えしているように転職エージェントは転職者が入社して初めて企業からお金をもらえます。

成果報酬の仕組みで成り立っているため、サービスを利用する際は下記を意識し、転職エージェントの裏事情を頭の片隅に置いて転職活動してください。

  • サービスを有利に使う
  • 転職エージェントの都合の良いように使われない
  • 転職の目的を明確にして使う

転職エージェントではなくキャリア相談サービスを利用するのも手

もし「自分の適職を知りたい」「キャリア相談をしたい」という方は転職エージェントではなくキャリア相談の利用を検討しましょう。

転職エージェントはキャリア相談がメイン事業でないため、どうしてもキャリア相談は手短に終わってしまいます。

自分の強み活かせる職種や価値観に合う企業の探しをしっかりと行ってキャリア設計をしていきたいと考えている方にはキャリア相談サービスの利用がおすすめです。

例えばポジウィルキャリアのように自己分析を深く追求してくれるサービスはおすすめです。

ポジウィルキャリアでは自己分析や強みを通じてキャリアカウンセングを行うサービスです。

自分自身がどんな仕事をしたいのかを徹底的にカウンセリングしてもらえるため、どんな仕事をしたいのかなどを深く理解し適職に近づくことができます。

もし「したい仕事が見つからない」「スキルや技術がなくて将来が不安だ」といった20代半ば以降の方は一度相談してみましょう。

目指すべきキャリアや現状とのギャップからどのようなキャリア計画を立てるべきか・・・など、あなたの価値観に沿ったキャリア設計ができます。

初回は無料で相談ができるため、転職エージェントを使わないキャリア相談も検討されてみてはいかがでしょうか。

まとめ

転職エージェントには裏事情があります。

裏事情が存在する原因となるのは転職エージェントは転職者を企業に転職させてからお金をもらう

「成果報酬」の仕組みになっているためです。

採用担当の立場からすると、以下のような裏事情が転職エージェントには存在します。

  • ブラック企業ばかりを紹介する転職エージェントも存在する
  • 転職エージェントに支払う報酬は転職者の年収1/3と高い
  • 入社して2週間経過しないと転職エージェントは報酬をもらえない
  • 転職エージェントの担当者によって書類選考の甘さが変わる
  • 求人の特徴に合わせて転職エージェントを使い分けている
  • 仕事内容がかんたんで複数名採用するときは転職エージェントを利用しない

このような裏事情があるため、転職エージェントを利用するときは以下の6つのデメリットに注意しましょう。

  • デメリット1:サポート打ち切りなど不義理なことをされる
  • デメリット2:市場価値の低い人材や意欲が低い人材は後回しにされる
  • デメリット3:求人がないと登録拒否される
  • デメリット4:非公開求人が大半のため登録しないと求人を閲覧できない
  • デメリット5:書類選考や面接の対策は依頼しないとやってもらえないことがある
  • デメリット6:キャリアカウンセリングは必要最小限しかしない

転職エージェントが過度に会社寄りになるのは会社側からお金をもらうサービスとなっているためです。

転職エージェントをうまく使うために重要なポイントは以下の5つです。

  • ポイント1:複数の転職エージェントに登録して外れを避ける
  • ポイント2:担当者と合わなければ変更を依頼する
  • ポイント3:転職意欲が高いと思われる受け答えをすること
  • ポイント4:サイトには頻繁にログインしておき転職活動をしていると思わせる
  • ポイント5:転職エージェントではなくキャリア相談サービスを利用する

転職エージェントには裏事情が存在しますが、上手く利用してデメリットを回避する活用方法があります。

転職エージェントを利用する際は

  • サービスを有利に使う
  • 転職エージェントの都合の良いように使われない
  • 転職の目的を明確にして使う

以上の3つを意識して、上手に転職活動してください。

監修者

上場・ベンチャー・中堅企業で様々な役割を経験。今なお、採用・人事の業務を最前線で経験し、「いま」の「生きた」知見を発信しています。