第二新卒でトヨタに転職したい方が注意すべきポイント・評価されるポイント
トヨタ自動車に第二新卒として転職することは難易度が非常に高いと言えます。
トヨタ自動車は企業としての規模が大きいため求人数は多い一方、応募者数も多く倍率が高いためです。
しかし、トヨタ自動車本体の中途採用は意外と多いです。
この記事では採用担当を10年経験しトヨタ自動車グループに在籍していた経験もある筆者が、書類選考時に志望動機を書くときのポイントや、面接で注意するべきことを紹介しています。
第二新卒でトヨタを受けることを考えている人はぜひ最後までチェックしてください。
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また、第二新卒の転職で必須となる知識が、
「第二新卒の転職で失敗したくない人が知るべき全知識(採用担当者が評価ポイントを全公開)」
にも詳しく書かれています。
人生で一度だけの第二新卒の転職を絶対に失敗したくない方は必ずご覧ください。
目次
トヨタ自動車に第二新卒で転職する難易度は高い
トヨタ自動車に第二新卒で転職する難易度は非常に高いです。
理由として、トヨタ自動車は従業員規模が多いため、求人数は多いですが応募者も非常に多いためです。
日本一の大企業ということで、チャンスがあれば入社したいと狙っている人は非常に多いですね。
まずトヨタにおける大卒の入社形態について説明します。
大卒は事技系で入社するのが一般的
大卒は事技系で入社するのが一般的です。
事技系とは、
- 総務人経理などの事務系職種
- 開発設計生産技術
などの総称です。
自分で勤怠管理をする職種になります。
製造現場とは違い、自ら勤怠管理をします。
働き方などに創意工夫を出せるようにしなさいという意味で、自ら勤怠管理をすることになっています。
製造で正社員になる方法とは
製造で正社員になる場合は、期間工からの正社員登用試験に合格する必要があります。
合格難易度は、第二新卒が事技系で転職するよりも遥かに高いです。
大卒の事技系は戦力強化などによって採用されます。
一方で、製造現場は生産量の増減で正社員登用試験が実施されるかどうか決定されることが多いです。
いつもチャンスがあるとは限らないということです。
生産現場がフル稼働する状態でなければ、正社員登用試験自体が実施されない可能性があります。
高卒からトヨタの転職は非常に難しい
高卒からトヨタへの転職は非常に難しいです。
自動車業界では高卒は、製造現場へ配属されることになるためです。
製造現場は前述したとおり、基本的には期間工採用からの正社員登用ルートを通ることになります。
「トヨタ自動車に第二新卒で転職する難易度」まとめ
- トヨタ自動車は求人数は多いですが、応募者も当然ながら非常に多いため難易度が高い。
- 事務職は大卒で入社するのが一般的。
- 製造で正社員になる場合は、期間工からの正社員登用試験に合格する必要がある。
次は、トヨタ自動車の採用ポイントで非常に重要な、論理的思考能力について解説します。
トヨタ関連で働く以上、必要不可欠なスキルなので、絶対身に着ける必要性があります。
採用における評価ポイントとは
トヨタ自動車の採用における評価ポイントは、論理的な思考力となります。
トヨタ自動車は、改善案提出などで何十回も資料の作り方を指導されます。
こういったように非常に論理性を重視するメーカーです。
面接で、「なぜなぜなぜ」と3回聞かれても答えられるだけの論理的な思考能力を示す必要があります。
そのため出来る限り、言葉を話したら深く理由を答えられるようにしてください。
まず最初に自動車業界特有の現場応援について解説します。
現場応援は避けられないという現状
トヨタ自動車では、新卒、中途採用を問わず試用期間中は、必ず自動車の製造現場で仕事を体験します。
また、現場仕事を嫌がるようでは、現場に仲間として認めてもらえません。
夏は灼熱の中、冬は極寒の中働くという過酷な現場での仕事をこなすことで現場から仲間と認めてもらえます。
大卒者であっても基本的には人手が足りていないラインに配属されることになります。
そのため、特別楽な工程に配属されるということはありません。
試用期間中のみなので、なんとか耐えきって現場応援を乗り切りましょう。
トヨタ自動車の採用状況を理解していただいた次は「どう応募すべきか?」について紹介していきます。
第二新卒でトヨタへ転職する方法
第二新卒でトヨタへの転職は直接応募がおすすめです。
求人サイトなどでも採用活動を行っていますが、直接エントリーしたほうが第二新卒は採用されやすいです。
トヨタのような人気の大企業の場合は、会社のホームページからのエントリーが一定数以上あります。
エージェントや求人サイトよりもレスポンスが早いためです。
下記の募集要項が掲載されているページから、直接応募するようにしましょう。
次は、書類選考・面接の対策方法について解説します。
重要なことは、書類選考と面接においていかに説得力のある理由を述べられるかどうかです。
書類選考・面接の対策方法
第二新卒の場合、書類選考対策として求人要綱に記載されている条件を満たしつつ、書くようにしましょう。
特になぜトヨタ自動車で働きたいかについて、履歴書の志望動機欄をしっかりと書き込む必要性があります。
必ず結論から志望動機を書き、なぜトヨタ自動車に入社したいのかを理論立てて書くようにしましょう。
また、面接時も
「なぜそのように前職では仕事を進めたのか」
など、思わぬところから突っ込まれても、すべて論理的に答えを返すようにしましょう。
「なぜトヨタ自動車で、その仕事をしたいのか」が最も重要視されます。
ところでトヨタ自動車に自分のキャリアを預けても大丈夫か考えたことはありますか?
次はトヨタ自動車の将来性について解説します。
トヨタ自動車の将来性
トヨタ自動車は将来性の高い自動車メーカーです。
トヨタ自動車は、日本一の売上高を誇るだけではなく、広い販売網と技術を持った企業です。
自動運転技術なども取り入れ、さらなる躍進が期待されます。
トヨタ自動車とはどんな企業なのか
トヨタ自動車とは、自動車の完成品を販売する日本一の自動車メーカーです。
元は豊田自動織機が本体であり、豊田自動織機内の自動車部からスタートしました。
その後、トヨタ自動車が売り上げを伸ばしグループの中でも飛びぬけて大きな企業へと成長し独立しました。
現在は「mobility for all」を掲げ、自動運転分野へ積極的に乗り出している
トヨタ自動車はmobility for allを掲げ、自動運転分野へ積極的に乗り出しています。
過去は自動運転などと理念上対立していました。
いまはソフトバンクと提携し、ITを積極的に活用する動きを見せています。
詳細は動画でみれますので応募するのであれば一度チェックしておきましょう。
参考:トヨタのコネクティッド・MaaS戦略 |トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト
トヨタ自動車の社風とは
トヨタ自動車の社風として、製造現場を非常に重要視する社風です。
現地現物で判断するという風土を持っており、現場至上主義が徹底されています。
そのため、いかに現場とうまく連携して仕事を進めることが出来るかが重要です。
入社後は、工場の人たちとの信頼関係を高めるため積極的に現場に顔出しをすることも大切です。
残業時間について解説
残業時間に関しては、製造現場と技術系は長くなる傾向にあります。
製造現場は生産が増えると、残業時間が45時間以上になることもあり得ます。
また、技術職は非常に拘束時間が長く、現場の残業時間である45時間以上になることもあり得ます。
新車の売れ行きが良い場合には、製造現場は残業時間が長くなります。
整備の保全などを行う技術職の部門も、製造現場のサポートにあたるため、残業時間が長くなります。
自動車業界はいずれトヨタ一強へ
自動車業界は、いずれトヨタ一強となるでしょう。
日本国内ではトヨタ自動車が2016年8月にはダイハツを完全子会社化しています。
また、スバル・スズキと資本提携を行っています。
参考:日経新聞 トヨタ、ダイハツの完全子会社化を発表 株式交換で8月に
参考:スバル流転の50年 トヨタと生き残れるか
参考:トヨタ、スズキに5%出資 スズキもトヨタに480億円
独占禁止法の関係で1社だけにはなりません。
トヨタが国内の自動車メーカーを牛耳りつつホンダや日産自動車などと競い合う構図になる可能性が高いです。
自動車業界の現状
自動車業界は、実は非常に安定した業界です。
日本で最も市場規模が大きく、販売単価も実は下がっていません。
- 自動車業界で様々な経験をしたい方
- 大きく成長したいと考えている方
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は、ぜひ応募してみましょう。
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まとめ
トヨタ自動車に第二新卒で入社する難易度は高いです。
また、高卒で転職したいと考えた場合、期間工として入社し正社員登用試験に合格する必要があります。
採用での評価ポイントは論理的な思考能力です。
「なぜなぜ」に代表される物事を考えて論理的に考えられる能力が重要視されています。
日本を代表する企業であり、自動車の完成車メーカーとしてはトップを走っているのがトヨタ自動車です。
伸びしろのある自動車業界で働いてみたい方は、ぜひトヨタ自動車の選考にチャレンジしてみましょう。
よくある質問と回答
第二新卒でトヨタ自動車に転職することは可能ですか?
第二新卒でトヨタ自動車に転職することは可能ではありますが難易度は高いです。
求人の枠は多いものの、トヨタ自動車に入りたい方も多い分難しくなっています。
応募するならトヨタ自動車のホームページからのエントリーがレスポンスが早くおすすめです。
トヨタ自動車の将来性は?
トヨタ自動車は今や日本一の売上高を誇る完成車メーカーであり、広い販売網と技術を保有しています。
自動運転技術の導入も進めており、今後の更なる躍進が期待されており将来性は十分あると言えます。