薬剤師におすすめ転職エージェントはどこ?転職経験者が選ぶランキングTOP5を徹底比較
「薬剤師におすすめの転職サイトはどこ?」
「薬剤師は転職エージェントに登録したほうがいいの?」
「薬剤師の転職エージェントはどうやって選べばいいの?」
転職を考えている薬剤師の中には、転職エージェントに登録したいけど不安、という方もいると思います。
実は筆者、薬剤師1年目で転職を経験しています。
転職したことを機に多くの質問や相談を受けるようになりました。
当時は1年目にもかかわらず、配属されたばかりの薬局でほとんど一人薬剤師状態で仕事をしていました。
薬局長に改善を訴えても状況は変わらず、精神的に厳しい状態が数か月ほど続き、
「どうしても職場に出勤するのが辛い。なんでもいいから助けてくれ!」
とすがるような気持ちで転職エージェントのサービスを利用しました。
担当エージェントが親身に話を聞いてくれて、どうにか今後の希望が見えてホッとしたのを覚えています。
希望の条件に合った職場を探してくれたり、尽力してくれるため、薬剤師の転職に非常に有効なサービスだと言えます。
この記事では薬剤師におすすめの転職エージェントランキング、転職サイトの選び方、転職活動の流れも紹介しています。最後まで一読ください。
\薬剤師におすすめ転職エージェント/
名称 | マイナビ薬剤師 | ファルマスタッフ | 薬キャリエージェント |
---|---|---|---|
求人数 | 非公開 | 約48,000件以上 | 約18,000件以上 |
地域 | 全国 | 全国 | 全国 |
特徴 | 病院・薬局・企業の求人多数 | 薬局・派遣・パートにおすすめ | 最短・即日で求人紹介が可能 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
目次
おすすめ薬剤師転職エージェントランキングを紹介
転職エージェントは厚生労働省の許可を受けた有料職業紹介業のひとつです。
求人紹介やキャリア相談、書類選考対策なども無料でサポートしてくれます。
薬剤師の転職を成功するために、おすすめの転職サイトは以下が重要になります。
- 求人数が豊富な転職サイト
- 薬剤師専門の特化型転職サイト
筆者は薬剤師1年目で転職を経験したため、
「まさか自分が転職することになってしまうなんて…」と正直落ち込みました。
ですが結果として、薬剤師を辞めたいと転職エージェントに相談したことが良い転職への近道だったと感じています。
履歴書の添削や面接対策などのサポートがあり、無事に第二新卒として再出発を果たすことができました。
このような経験を踏まえて、薬剤師におすすめの転職エージェントを紹介していきます。
おすすめ薬剤師転職サイトランキングは以下の5つのサービスです。
- マイナビ薬剤師
- ファルマスタッフ
- 薬キャリエージェント
- リクナビ薬剤師
- ファーマキャリア
サービス名 | 公式ページ | 求人数 | 年代 | 対応エリア | 年収の幅 |
---|---|---|---|---|---|
マイナビ薬剤師 | 詳細 | 非公開 | 20代~50代 | 全国 | 400万円~700万円以上 |
ファルマスタッフ | 詳細 | 約42,000件以上 | 20代~60代 | 全国 | 400万円~700万円以上 |
薬キャリエージェント | 詳細 | 約30,000件以上 | 20代~60代 | 全国 | 400万円~700万円以上 |
リクナビ薬剤師 | 詳細 | 約11,000件以上 | 20代~60代 | 全国 | 400万円~700万円以上 |
ファーマキャリア | 詳細 | 約15,000件 | 20代~60代 | 全国 | 400万円~700万円以上 |
それぞれの特徴について紹介します。
1位:マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師は保有求人数が最大級のエージェントで、病院や企業の求人も他のサービスと比較すると多く扱っています。
拠点は全国に15ヵ所あるため、都道府県を跨いだ転職も安心して行えます。
ですが残念ながら派遣は扱っていないため、
「趣味や家庭を優先したいから、時間給で仕事ができる派遣薬剤師がいい!」
という方は後述のファルマスタッフや薬キャリに登録すると良いでしょう。
厚生労働省認可の職業紹介優良事業者のマークもあるので、転職のサポートを安心して受けることができます。
相談の方法はメールや電話、面談です。
筆者が利用した際には担当のコンサルタントとLINEで連絡を取り合うこともできました。
面接の同行や履歴書の添削などのサポートもしっかりしてくれます。
入社後にも「その後お困りのことはないですか?」
というフォローメール届くため、求人数や転職活動のサポート面を考慮して1位に選びました。
もし問題があれば再度転職先との間に入って勤務形態などの交渉をしてくれるので心強いです。
転職で迷ったら「まずマイナビ薬剤師に登録」といってもいいほど、おすすめです。
サービス名 | マイナビ薬剤師 |
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対応エリア | 全国 |
業種 | 調剤薬局、病院・CL、ドラッグストア(調剤あり)(OTC)、一般企業(管理薬剤師:商社、卸、メーカー、物流、その他企業)、Dl、学術、MSL、メディカルライター、品質管理、品質保証、PV、薬事、営業(MR・MS・その他)、臨床開発モニター(CRA)、治験コーディネーター(CRC)、臨床開発(QA、QC、DM、統計解析など) |
雇用形態 | 正社員、契約社員、パートアルバイト、業務委託、その他 |
相談方法 | 対面(遠方の方は電話・メールの相談も実施) |
面談会場 | 全国15拠点(東京・さいたま・千葉・横浜・札幌・仙台・名古屋・石川・大阪・京都・神戸・岡山・広島・福岡・鹿児島) |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
ここからマイナビ薬剤師の口コミ紹介します。
マイナビ薬剤師は、50,000件以上の求人を保有し、一人あたりにご紹介する平均紹介求人数は、 約22.0件(2017年11月時点)と転職サービスのなかでも多いです。
全国の薬局を地域情報込みでシステム化しているので、地方に住んでいる人にも求人は多いです。
私の担当だったキャリアアドバイザーさんは社風や会社の取り組みも調査してくれて、面接にも同行して頂き、質問への対応も早くて頼りになりました。
引用元:Yahoo!知恵袋
マイナビ薬剤師の担当者さんが次から次へと求人を紹介してくださるけど、どれも特色が一長一短ある。
転職するなら価値観の優先順位付けないといけない!本来の転職動機からは考えが変わりそうだけど、新たな夢に向かう為には必然かもしれない!
マイナビ薬剤師とファルマスタッフの一番大きな違いは”紹介される求人数”とのこと。
マイナビ薬剤師が平均約20社に対し、ファルマスタッフは平均5社の紹介。
どっちが良いかは人それぞれだけど、自分は多くの選択肢を提示してもらえた方がありがたいかな〜
>マイナビ薬剤師はこちら
2位:ファルマスタッフ
ファルマスタッフは公開求人数だけでも48,000件以上(2021年10月時点)で、拠点は全国に12ヵ所あります。
こちらも都道府県をまたいだ転職も安心して行えます。
大手調剤薬局の日本調剤が母体のため、調剤薬局の求人、派遣やパートの求人に強みがあります。
大手が日本調剤でも、日本調剤への転職を特別勧められることはありません。
ファルマスタッフも厚生労働省認可の職業紹介優良事業者のマークがあるので、安心して転職活動を行うことができます。
相談の方法はメール、電話、面談です。
面接の同行や履歴書作成のサポートも行ってくれます。
入社後のフォローも細やかなため、1位のマイナビ薬剤師と同じぐらいにおすすめしたい転職エージェントです。
サービス名 | ファルマスタッフ |
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対応エリア | 全国 |
業種 | 調剤薬局、病院・クリニック、企業、ドラッグストア、ドラッグストア(調剤あり)、その他 |
雇用形態 | 正社員、派遣、紹介予定派遣、パートアルバイト |
相談方法 | 対面(遠方の方などは電話面談も実施) |
面談会場 | 全国12拠点(札幌・仙台・大宮・船橋・東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・九州) |
運営会社 | 株式会社メディカルリソース |
ファルマスタッフの口コミについて紹介します。
派遣の時給は、条件や地域によっても色々なので 気になる求人を調べて時給をチェックするのが一番だと思います。
ファルマスタッフは薬剤師の派遣求人が多いですよ。
引用元:Yahoo!知恵袋
【ファルマスタッフに登録した話】
初回電話のあと、職歴を記入するためのフォーマットがメールで届いたので、翌日記入後に返信しました。
ちなみにメールの下部に「ご希望に近い求人を」ということで求人の案内が早速一件ありました。
対応が早いですね。
ファルマスタッフの求人情報、詳細条件増やすと検索結果増えるの何なんだ🤔
とてもとても使いにくい
>ファルマスタッフはこちら
3位:薬キャリエージェント
薬キャリエージェントは公開求人だけでは約18,000件ですが、登録すれば非公開の求人も多く紹介してもらえます。
最短即日・最大10件の求人を紹介してくれるという「迅速さ」が特徴的な転職エージェントです。
医療情報サイト「m3.com」を運営している会社が母体なので、求人は病院や薬局含めて全体的に豊富です。
「とにかく早く転職したい!」という方には向いています。
反対に「面談で相談して、じっくりと条件を考慮していきたい」という方には向きません。
相談の方法はメールと電話ですが、東京オフィスまで足を運べる方は面談での相談も可能です。
求人数は多いですが、筆者が面接同行などのサポートの有無について担当コンサルタントさんに尋ねたところ、
「うーん、まぁ、どうしても必要があれば・・・」といった感じで濁されてしまいました。
面接同行はあまり期待しないほうがいいと言えます。
スピーディーに就職を決めたい方におすすめのエージェントです。
サービス名 | 薬キャリエージェント |
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対応エリア | 全国 |
業種 | 調剤薬局、病院、調剤薬局・OTC販売、企業、その他 |
雇用形態 | 正社員、契約社員、派遣、パート |
相談方法 | 電話面談・メール |
運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
ここからは薬キャリエージェントの口コミを紹介します。
薬キャリだと全国約4万件の薬剤師求人が一括で見れます。
提携の薬剤師転職サイトが18社ほどあってその中にリクナビ薬剤師等の求人もありますので、いくつも転職サイトを登録しなくても一社で済むので近くの求人探しが楽にできるのが特徴ですよ!
引用元:Yahoo!知恵袋
薬キャリ(エムスリー)はとにかくレスポンスが速いし、毎日こまめに連絡をくれるので手際良く求人を決めたい人にはおすすめです。
拠点が東京のみなのでそれ以外の地域の派遣先についてはあまり関係性が築けてないのがたまにキズです
薬剤師転職サイトに登録するとすぐ連絡が来るのはあるあるですが、転職サイトによってスピードが違うらしいです。
早い順に、
・薬キャリ(エムスリー)数秒~数分
・リクナビ薬剤師数十分
・マイナビ薬剤師半日
・ファルマスタッフ半日~1日
薬キャリすごい…
>薬キャリエージェントはこちら
4位:リクナビ薬剤師
リクナビ薬剤師は公開求人数は約39,000件(2021年10月時点)あります。
ドラッグストアへの転職に強みがあります。
関東中心の求人に強いので、求人だけで言えば都内への転職を考えている方には向いています。
病院の求人はあまり多くなく、派遣の求人も扱っていません。
病院の転職や派遣薬剤師を希望されている方は他のサービスを利用することを推奨します。
支部は4ヵ所ありますが、東京支部のみは面談で相談可能です。
都内在住の方以外はメールと電話での相談がメインになることが多いです。
登録者専用の転職活動支援アプリ「myCarrY」があり、面接の日程調整や退職手続きなどの事務手続きは強力にサポートしてます。
求人数は他のエージェントより少ないですが、メールや電話のサポートがしっかりしているため4位に選びました。
サービス名 | リクナビ薬剤師 |
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対応エリア | 全国 |
業種 | 調剤薬局、ドラッグストア(調剤併設)、病院、企業、漢方薬局、ドラッグストア(OTCのみ)、クリニック |
雇用形態 | 正社員、パート |
相談方法 | 電話面談・メール |
運営会社 | 株式会社リクルートメディカルキャリア |
ここからはリクナビ薬剤師の利用者口コミを紹介します。
リクナビ薬剤師は転職者のためのサイトなのですが、 新卒でも利用はできるかと思います。
ハローワークでは見られない求人が載っていますし 非公開求人も公開されているので見逃せませんよ。
引用元:Yahoo!知恵袋
大手人材紹介グループ・リクルートが運営するリクナビ薬剤師。
サービスの特徴としては、
・非公開求人が全体の7割以上
・スピーディーな転職サポート
などが挙げられます。
特に転職サポートは、最短3日で転職できるほど、スピーディーに対応してくれます。
リクナビで新たに2店舗応募。リクナビ薬剤師の担当さん、若そうな女性で、相談しやすいし、レス早くてよく仕事してくれる。
>リクナビ薬剤師はこちら
5位:ファーマキャリア
ファーマキャリアは公開求人数は35,000件以上(2021年10月時点)あります。
一人ひとりの希望をカスタマイズしてつくる「オーダーメイド求人」が特徴です。
そのため、よりこだわった条件で転職を考えている方におすすめの転職エージェントです。
ファーマキャリアのコンサルタントは1人が担当する薬剤師の数を限定しています。
そのため、丁寧で質の良い対応が評判です。
求人数だけ見ると他のサービスにも劣りませんが、派遣の求人は扱っていません。
履歴書の添削、面接対策などのフォローも手厚く、
「面談でじっくりと条件のヒアリングしてもらいたい」という方にはおすすめです。
サービス名 | ファーマキャリア |
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対応エリア | 全国 |
業種 | 調剤ありOTC、調剤薬局、OTC、病院、急性期病院、ケアミックス型病院、療養型病院、精神科病院、リハビリテーション病院、老人ホーム・老健、企業、その他、漢方相談薬局、診療所、在宅専門薬局 |
雇用形態 | 正社員、契約社員、、パート・アルバイト |
相談方法 | 電話面談(対面面談もあり) |
運営会社 | エニーキャリア株式会社 |
ファーマキャリアの口コミについて紹介します。
やりたい業種(病院、薬局、ドラッグストア)にもよるけど、マイナビとかファーマキャリアとかに登録して紹介してもらうっていうのも良いと思うよ!
いろいろ自分の条件に合いそうなところとか探してきてくれるよ!
私も転職の時に使いましたw
ファーマキャリアは、若手薬剤師の転職に強い紹介会社です。
アンサングシンデレラプレゼントキャンペーンを行っているのもその証左かと。
会社としては、このキャンペーンは成功だったみたいですね。
個人~中小規模の薬局の求人に強く、大手薬局やドラッグストアの求人に弱いです。
>ファーマキャリアはこちら
ここまで薬剤師専門のおすすめ転職エージェント5つについて解説しました。
6位以下の転職サイトも紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
6位:お仕事ラボ
お仕事ラボはアイセイ薬局のグループ会社が運営するエージェントです。
転職後の定着率95.6%で、求職者が働きたい仕事先にコンサルタントが交渉する逆指名制度もあります。
基本手には東京オフィスで対面面談となりますが、遠方の方は電話やメールでも対応してもらえます。
転職後も電話やメールでコンサルタントに相談ができる、アフターサポートが充実しているエージェントです。
7位:薬剤師求人.com
薬剤師求人.comは全国の優良人材紹介会社20社と提携した日本最大級の薬剤師求人サイトです。
入力フォームより無料会員登録すると、3社の提携優良人材紹介を紹介してもらえます。
登録後はそれぞれの担当アドバイザーとやり取りできるため、一度の登録で複数のエージェントの求人情報を比較することができます。
>薬剤師求人.comはこちら
「転職エージェントは実際どんなサービスなのか?」と不安もあると思います。
当時、筆者も自分で利用するまでは転職エージェントがどんなサービスなのか分からず、不安な印象しかありませんでした。
ここからは薬剤師の転職エージェントについて、詳しく解説していきます。
薬剤師転職エージェントについて3つのポイントで詳しく解説!
「転職エージェントのサービスや選び方についてよく分からない」という方も多いと思います。
具体的には以下の3つのポイントで詳しく解説します。
- 転職エージェントを選ぶ際に大切なポイントとは?
- 上手な活用方法について
- 薬剤師転職エージェントを使って転職活動をすると実際どんな感じなのか
ぜひ参考にしてください。
薬剤師が転職エージェントを選ぶ際に大切なポイントとは?大切な4つの比較軸について
薬剤師向けの転職サイトはかなりの数があります。
筆者個人の利用経験から、特に以下の4点を意識して選ぶと効率良く転職出来ます。
- 比較軸1:扱っている求人数の多さで比較する
- 比較軸2:働きたい方向性、地域をチェック
- 比較軸3:プライバシーマークや職業紹介優良事業者のマークがあるか
- 比較軸4:希望の雇用形態を多く扱っているかどうか
それぞれについて解説します。
比較軸1:扱っている求人数の多さで比較する
自分の希望した条件の職場に転職するためには、より多くの求人を扱っているエージェントを選んだ方がいいです。
各サービスに公開求人数が載っているため、求人数は必ずチェックしましょう。
比較軸2:働きたい方向性、地域をチェック
今後自分が働きたい方向性が決まっている方は、転職サイト選びから意識してみましょう。
例えば、病院薬剤師から薬局薬剤師に転職を考えている方の場合は、大手の調剤薬局がおすすめです。
同じ薬剤師でも病院と薬局の仕事内容はそれなりに大きな違いがあるためです。
病院薬剤師から薬局薬剤師に転職する場合、薬局の仕事に慣れるまでは非常に時間がかかります。
大手の調剤薬局であれば中途研修を行ってくれるなど、研修制度が充実しています。
安心して薬局薬剤師の経験を積み重ねることができ、今後の安定したキャリアアップにも繋がります。
病院薬剤師から薬局薬剤師に転職をしたい方は、大手の調剤薬局の求人に強みを持つ転職サイトに相談しましょう。
このように働きたい方向性を意識して転職サイトを選ぶことが大切だと言えます。
その理由としては、薬剤師転職サイトにもそれぞれ強みや特色があるためです。
「転職して年収を上げたい」と考えている方は、大手のドラッグストアの求人を狙ってみましょう。
全国展開しているドラッグストアのチェーンだと、年収も他の調剤薬局よりも多いことが殆どです。
ドラッグストアの求人に強い転職エージェントを利用して、相談することをおすすめします。
条件次第では大幅な年収アップにつながることもあります。
また、中小の調剤薬局でも年収高めのところもあるので、求人数の多いエージェントを頼ってみるのもおすすめです。
今後結婚を考えている方、特に女性の場合は、
- 産休・育休に関わる福利厚生制度が充実した職場
- 勤務時間の融通が利く職場
に転職すると働きやすいと言えます。
エージェントの中には、ママさん薬剤師の転職を中心に扱っているところもあります。
「フルタイムやパートタイムの求人を探している」
「時間給であがりやすい派遣薬剤師を希望している」
など、こだわりの希望に対してオーダーメイドで求人を幅広く探してくれます。
ママさん薬剤師で転職を考えている方は女性の薬剤師転職に強みのある転職にエージェントを利用してみてください。
「引っ越しする予定で、転職を考えている」
という方は、引っ越し先の地域の求人に強みを持ったサービスを選ぶのが良いです。
関東圏の求人をメインに扱っているエージェントもあれば、全国対応してくれるエージェントもあります。
全国にいくつも拠点があるサービスでは幅広い地域の求人を紹介してもらえるためおすすめです。
比較軸3:プライバシーマークや職業紹介優良事業者のマークがあるか
各薬剤師転職エージェントのページをチェックするときは、
- プライバシーマーク
- 職業紹介優良事業者のマーク
があるかを確認しましょう。
ほとんどトップページにマークを載せていることが多いです。
プライバシーマークとは、簡単に説明すると、
「この転職サイトは、登録された個人情報をちゃんと適切に取り扱っています」
という認定を受けたことが判断できるマークです。
参考:プライバシーマーク制度|一般財団法人日本情報経済社会推進協会
一方職業紹介優良事業者のマークとは、
「厚生労働省から委託された優良な職業紹介事業者」であることを示す印です。
職業紹介優良事業者マークは、厳しい審査項目を満たしたわずかな企業だけが認定されています。
1万以上ある職業紹介事業者の中でも、認定されているのは現時点では47社です。
認定数はかなり少ないと言えます。
ですが、このマークがあるエージェントを利用すれば極端にブラックな職場へ転職することは殆どなくなるかと思います。
参考: 認定事業者一覧|厚生労働省委託事業 職業紹介優良事業者認定制度
公式ページからも検索できますので、転職サイトを選ぶ際の参考にしてみてください。
登録の際は自分の個人情報を託すことになります。
プライバシーマークや職業紹介優良事業者のマークがあるサービスから選ぶことも大切です。
比較軸4:希望の雇用形態を多く扱っている転職サイトかどうか
希望の雇用形態がある方は 雇用形態別の求人数もチェックしてください。
例えば、ある程度薬局薬剤師としてのスキルが身につくと、
「残業などの業務に縛られず、自分のライフスタイルを重視したい」
「育児や家事をしながら仕事も両立させたい」
と時間給の派遣薬剤師で働くことを視野に入れている方もいると思います。
薬剤師転職サイトの中には、派遣薬剤師としての仕事を紹介してくれるところもあります。
働き方で仕事を選びたい方は、希望の雇用形態の求人を多く扱っている転職サイトを選びましょう。
転職エージェントの上手な活用方法とは?複数利用で得られる3つのメリット
転職者の年齢や職種、地域、年収によって適する転職エージェントは違います。
転職を成功させる為に、2~3サービス複数登録しておくことが重要です。
「他の転職サイトを利用することで何か不利益があるのでは?」
と心配する声も聞きますが、全くそのようなことはありません。
むしろ、複数の利用を勧める転職エージェントもあるぐらいなので安心してください。
転職希望条件を各サービスごとに1から話すのは少々面倒ですが、良い転職先にたどり着く為の戦略です。
複数利用することでサービスを選ぶ時に必要なポイントや、上手な活用方法も見えてきます。
転職エージェントの複数利用をおすすめする理由は大きく分けて以下の3つです。
- メリット1:求人が網羅できる
- メリット2:頼れる担当コンサルタントが見つかる
- メリット3:より客観的に転職先を判断できる
それぞれについて解説します。
メリット1:求人が網羅できる
転職エージェントを利用しておけば、より多くの求人にたどり着くことができます。
それは、各サービスによって紹介できる業種や地域があり、強みや弱みがあるからです。
筆者の勤めていた中小の薬局では、特定の転職エージェント経由でしか採用していませんでした。
このようなケースも珍しくありません。
つまり大手のエージェント登録だけだと求人を見逃してしまう可能性があると言えます。
中小規模の薬局も転職先に検討している方は、複数のサービスを利用することも成功のカギとなります。
求人を網羅するためにも、複数のエージェントに登録しましょう。
より多くの求人の中から選ぶ、ということもポイントです。
メリット2:頼れる担当コンサルタントが見つかる
転職エージェントのコンサルタントも人間ですから、
「どうしても担当と合わない」「相性が悪い」ということもあります。
運悪く相性が合わないコンサルタントが担当になってしまうと、
「この人で大丈夫かな…不安だな」と今後の転職活動の妨げとなります。
勿論、同じサービス内で違う担当コンサルタントに変えてもらうことも可能です。
しかし、そういった要望はこちらからは少し伝えづらい部分もあるかと思います。
複数の転職エージェントに登録しておけば、
- しつこく強引な求人紹介をするコンサルタント
- 相性の悪いコンサルタント
このような担当コンサルタントに見切りをつけやすくなります。
また複数のエージェントから多数アドバイスをもらうことで、相性の良いエージェントも見つけやすくなります。
信頼できる質の良いエージェント見つけることができれば、スムーズな転職活動ができて安心です。
エージェントの中には強引に転職を勧めてくる人や、逆に連絡をしてこない人もいます。
保険の意味合いも兼ねて転職エージェント、転職サイトは2~3サービス登録しておきましょう。
担当コンサルタントの変更については、記事後半の
「担当者と合わなければ変更を依頼する」こちらで詳しく紹介しています。
メリット3:より客観的に転職先を判断できる
複数の転職エージェントを利用すると、希望する条件によっては
「別々のエージェントから同じ企業の転職先を提案される」ということがあります。
この場合、特に大手の調剤薬局やドラッグストアなどが該当します。
一見「なんだ、ここも同じ企業を紹介するのか・・・」
とガッカリするかと思いますが、実はこれも非常に大きなメリットです。
なぜなら、同じ企業への紹介であってもそれぞれのサービスが得た職場の情報は違います。
保有情報が全く同じということはほとんどないため、同じ求人であればより客観的に転職先を判断できると言えます。
各転職エージェントのコンサルタントは、
- 過去にその会社を退職された人の傾向
- 実際に働いている人の声
など、企業情報について何度も意見を聞いているため内情について非常に詳しく知っています。
こういったケースがあることにより現場の詳細を知ることができるチャンスとなるのです。
勿論、個人情報や企業の規定にふれない範囲でのお話になります。
ですが薬剤師転職を成功するためには、転職先の情報をより多く得ることが重要だと言えます。
複数の転職サイトを賢く利用して多く情報を得ましょう。
次は転職エージェントを使わない方がいいケースと対処法について解説します。
転職エージェントを使わない方がいい?3つのケースと対処法について
「転職支援サービスを使わない方がいいケースはあるの?」と気になりませんか。
転職経筆者の立場から言うと、エージェントを使わない方がいいケースは以下の3つです。
- 複数のエージェントとのやりとりでストレスになる
- 自分のペースで転職活動したい
- 転職エージェント経由で募集していない求人に応募したい
それぞれについて解説します。
使わない方がいいケース1:複数のエージェントとのやりとりでストレスになる
「サービスの複数利用で連絡のやりとりが増えてストレスになる」ということがあります。
ただでさえ忙しい薬剤師業務をこなしながらの転職活動は大変です。
たとえば、面談やカウンセリングの予定が入ることでスケジュール管理が大変になる可能性があります。
各エージェントと連絡のやりとりをするのがストレスとなり、負担になるためエージェントを利用しないという方もいます。
ですが逆を言えば、面談や連絡などの管理さえすれば、エージェントから求人紹介や転職支援サポートを受けることが出来ます。
筆者の場合は、求人を探してもらうだけでなく、入社までの年収交渉なども担当者がしてくれました。
非常に助かる上に、しかも無料で利用できます。
解決策としてはまずは1つ、希望に合う転職エージェントを見つけて相談することです。
コンサルタントと面談し自分の希望を伝えていく中で
「このエージェントは親身にサポートしてくれる」
「もっと良い条件の求人はあるかな」とそれぞれの強みが見えてきます。
同じ求人情報でもエージェントごとに条件が変わる場合があるため、比較してみるのも手です。
複数のエージェントとのやりとりが負担だという方は、まずは1サービスの利用から転職活動を始めてみて下さい。
使わない方がいいケース2:自分のペースで転職活動したい
複数の転職エージェントを利用することで担当者からの提案も増えます。
筆者は幸い強引に転職をすすめるようなコンサルタントには会いませんでしたが、
「早く転職先を決めてほしい」と転職を急かすようなエージェントも中にはいます。
そのため、「いろんな意見を聞きすぎて結局どこに応募すればいいのか分からなくなってしまった…」
と転職の方向性は見失い、転職に迷いが出てしまうこともあります。
「コンサルタントに振り回されず、自分のペースで転職活動したい」
「求人探しから交渉まですべて自分で決めたい」という方はサービスを利用しなくても良いと言えます。
もし転職エージェントを利用していて転職の方向性が分からなくなってしまったという場合は、
- コンサルタントと再度よく話し合い転職の方向性をすり合わせていく必要があります。
担当者が提案する求人と自分の希望する求人にズレがある場合は必ずその場で伝えてください。
紹介求人と自分の志向が合っていないことを伝えないとそのままの条件で提案してもらうことになります。
コンサルタントとよく話し合い、紹介求人のミスマッチを解消しましょう。
使わない方がいいケース3:転職エージェント経由で募集していない求人に応募したい
転職支援サービスを通さずに募集している求人に応募したい場合は、エージェントを使わない方がいいと言えます。
先に紹介しましたサービスの複数利用で得られる3つのメリットで
「特定の転職エージェント経由でしか採用をしていない中小の薬局がある」とお伝えしました。
この場合、中小規模の薬局の転職に強みのあるエージェントに登録することで求人情報を網羅することが出来ます。
一方で転職エージェントは成果報酬型のビジネスモデルのため
「人材紹介サービスを介さず採用コストを節約し募集している」求人もあります。
採用コスト削減のために転職エージェントを使わないで募集しているケースは地方の求人で多く、
もし希望の転職先が
- エージェントを通さずに直接採用している
- ハローワークのみで募集している
この場合は転職支援サービスを使わない方が良いと言えます。
次は転職エージェントをうまく活用するための重要なポイントについて紹介します。
薬剤師が転職エージェントをうまく使うために重要な4つのポイント
転職エージェントを上手に使うためのポイントは、以下の4つです。
- ポイント1:転職意欲が高いと思われる受け答えをする
- ポイント2:転職エージェントには本音と建て前を上手く使う
- ポイント3:サイトには頻繁にログインしておき転職活動をしていると思わせる
- ポイント4:担当者と合わなければ思い切って変更を依頼する
それぞれ詳しく解説します。
転職意欲が高いと思われる受け答えをする
転職エージェントをうまく使うには転職意欲が高いと思われる受け答えをするようにしましょう。
例えば「今は検討段階だが、良い求人があれば早く転職したい」という風に伝えるなどの方法があります。
「良い求人があれば転職する」と分かれば担当コンサルタントも積極的に提案をしてくれます。
「どんな求人が良いのか?」
「なぜ転職を検討しているのか?」
など、細かくヒアリングしながら希望に沿った職種や具体的な求人をピックアップしてもらえるでしょう。
転職エージェントには本音と建て前を上手く使う
基本的には転職エージェントには本音を言ってください。
担当者は面談を通して求職者の適性を理解し、転職の目的に応じて企業とのマッチングを行います。
求職者が本音で要望を伝えてくれると、求人紹介のミスマッチも少なくなるためエージェントの提案も的確にできます。
お互いの情報をすり合わせるために、転職理由や希望の条件は本音で話しましょう。
ですが注意点としては、ただ不満や愚痴ばかりを伝えるだけとなってしまうと
「この人にいい求人を紹介しても難しいかもしれない…」
と担当者もサポートに後ろ向きになってしまうこともあります。
そのようなデメリットを避けるためにも、ネガティブになりすぎる本音は伝えないことも大切です。
転職意欲が高いと思われる受け答えを意識することで、信頼関係を作りながら転職活動ができます。
サイトには頻繁にログインしておき転職活動をしていると思わせる
転職エージェントのWebサイトには頻繁にログインをしておきましょう。
ログインをすることで「熱心な転職者」と思われることができます。
そうすれば個別に優良求人を提案してもらえることもできます。
出来れば1週間に1回程度はマイページにログインするようにしておくことがおすすめです。
エージェントに登録するだけで何週間も続けて放置することだけはやめてください。
「この求職者に優先して求人を紹介しなくてもいいな」と後回しにされ、見捨てられることもあります。
サイトにはこまめにログインして、転職活動に意欲的な姿勢を見せましょう。
担当者と合わなければ思い切って変更を依頼する
担当者と合わなければ変更を依頼するようにしましょう。
転職活動は思った以上にストレスと労力がかかります。
自分には合わないと感じるような担当者と転職活動をするとストレスが大きくなります。
変に気を使う必要はありません。
気軽に担当者変更をお願いするようにしましょう。
担当者変更の依頼は、各エージェントのお問い合わせフォームや電話、メールで変更できます。
担当コンサルタントを変更するにあたって、変更理由は必ず明らかにしておきましょう。
変更理由を具体的に伝えることで、的確な対応をしてもらえる可能性が高いです。
担当者と合わなければ、一言感謝の意を添えて変更依頼をしましょう。
次は筆者が実際に転職エージェントを利用して感じた体験談をご紹介します。
率直な感想を紹介していますので、参考にしていただければと思います。
筆者が実際に転職エージェントを利用した感想【体験談を紹介】
筆者が実際に転職エージェントを利用した感想で一番に伝えたいことは、
「安心して転職活動を進めることができる」という点です。
本来なら求人サイトなどで自分の希望の条件に合った転職先を自力で探し出します。
書類選考を通過すると面接があり、その後に年収や勤務時間の交渉を自ら行わなければいけません。
ハッキリ言ってこれを仕事と並行してできるかと言われれば無理だと言えます。
仕事をしながら転職先との交渉なんてできる訳がないです。
転職エージェントは、希望の条件に合った求人を探して紹介してくれる上に、年収などの交渉も代わりにやってくれます。
また、今はコロナ禍もあって、大手の調剤薬局やドラッグストアでも書類選考で落ちることも珍しくありません。
履歴書の添削、面接対策もアドバイスしてくれるので希望の転職先の内定をよりもらいやすくなります。
筆者もコンサルタントの手厚いサポートのおかげで、忙しい薬局業務と並行して転職活動を進めることができました。
特に若手薬剤師の初めての転職だとわからないことが多いです。
相談することで薬剤師の転職ノウハウや、病院・薬局の雰囲気についても教えてもらえるのでおすすめです。
次は転職サイトと転職エージェントの違いについて解説します。
転職サイトと転職エージェントどちらを使えばいいの?サービスの違いについて解説
「転職サイトと転職エージェントどちらを使えばいい?」
「転職サイトとどう違うの?」と気になる方もいると思います。
結論を言うと、どちらにも登録することで転職活動に有効な情報をより集めることができます。
具体的には、転職エージェントでサポートを受けながら、転職サイトにも登録しておくことです。
転職活動期間は求人情報を網羅させて、転職市場の動向もチェックしておきましょう。
ここでは転職エージェントと転職サイトの違いについて解説します。
それぞれの特徴を知って、転職サイトと転職エージェントを活用しましょう。
転職サイトについて
転職サイトはウェブ上に掲載されている求人情報を好きな時に閲覧し、応募することができます。
さまざまな職種や業界の求人広告が集まっているため、豊富な求人数を誇るのも魅力の一つだと言えます。
希望の勤務地やこだわりの条件で絞り込んで探すこともでき、薬剤師の求人を専門に扱う特化型転職サイトもあります。
転職サイトはこんな方におすすめ
- 転職の目的が具体的に決まっている
- よりスピーディーに転職先を見つけたい
- たくさんの求人情報から比較して自分で選びたい
転職サイトは求人を自分で選び、応募から面接、入社前の条件交渉まで全て自分自身で行う必要があるため、
「自分のペースで転職活動をしたい」という方に向いているサービスです。
反対に、「初めての転職で分からないことがたくさんある」
「転職してどんなキャリアプランを実現したいか、具体的に決まっていない」
という方にはエージェントの転職支援サポートを受けることをおすすめします。
書類選考対策や模擬面接など、求人紹介以外にも転職活動で心強いサポートを受けられるためです。
転職エージェント「サービス登録から内定までの流れ」
転職エージェントは担当コンサルタントが付き、求人紹介やキャリア相談などの就職に関するサポートを行ってくれます。
無料で利用できる仕組みについては、
「転職エージェントのお金の流れとは?無料の仕組みについて詳しく解説」で詳しく解説しています。
各サービスの応募フォームに従って登録情報の入力が完了すると、担当コンサルタントから電話やメールで連絡がきます。
面談から内定までの流れは以下の通りです。
- 面談
- 求人紹介
- 応募先の選定
- 選考書類の添削、修正
- 模擬面接などの面接対策
- 応募先との面接
- 内定通知
- 入社日、退社日、年収や待遇の調整
- 退職
- 入社
転職エージェントを利用した転職活動の流れ:登録から面接対策まで
まずは希望の条件などを丁寧にカウンセリングしてもらい転職の方向性を確認する「面談」があります。
面談方法は対面や電話、オンラインなどサービスによって異なります。
希望の日時を伝えて面談の予約をします。
転職エージェントとの面談では
- 転職の目的
- 希望する転職先の条件
- 過去の経歴
を担当者に伝えます。
面談の内容をもとに担当者から求人紹介をしてもらいます。
もしここで担当者が提案する求人と自分の希望する求人にズレがある場合は必ずその場で伝えてください。
最初の段階で紹介求人が全く自分の意向に会っていないと今後の提案は時間の無駄になる可能性があります。
担当者と話し合い、転職の方向性をすり合わせながら応募先を選定していきます。
転職目的に沿っていれば応募することもできますし、
「何か違うな」と感じたら言語化して担当者にフィードバックしましょう。
応募先が決まれば、書類選考を通過するためにコンサルタントから添削、修正を受けます。
ここで注意したいのは、応募書類の作成は非常に重要だという点です。
書類選考では履歴書と職務経歴書でしか応募者を判断する材料がないため、しっかりと作り込む必要があります。
特に志望動機などは最重要です。
担当コンサルタントに相談しながら作成すると、
「ここの応募先が好むのはこのような人材なので書類はこういう風に作りましょう」
とアドバイスを受けながら作成することができます。
書類の作成が終われば転職エージェント経由で企業に応募しましょう。
書類選考に合格したら面接対策をします。
面接は一発勝負であり、時間内に質問に適切に答え、聞くべきことは聞いておかないと内定が出ません。
「面接には自信がある!」
という方ほど面接対策をしておくことを強くおすすめします。
面接で聞かれやすい質問など模擬面接で受け答えの対策をしてくれるため、必ず面接対策を受けてから本番に臨みましょう。
転職エージェントを利用した転職活動の流れ:面接から入社まで
応募先との面接は、中途採用では1回〜3回の面接で内定が出ます。
よほど大きな企業でない限り、面接の結果は終わったタイミングで出ていることが大半です。
面接に通過できなかった場合は、
「すぐに連絡をすると失礼」となるため2日〜7日ほど遅れて結果を伝えられることが多いと言えます。
転職エージェントの中には面接同行もサポートの一環として行っているサービスもあります。
特に医療系や福祉系の人材紹介サービスに面接同行サポートは多いです。
面接同行してもらうと担当コンサルタントがフォローしてくれるため、
「緊張せずにいい雰囲気で面接を受けることができた」などの好評があります。
注意点としては、サービスや応募先によっては面接同行のサポートがない場合もあります。
またコンサルタントはあくまで面接に同行してくれるものであり、代行ではありません。
面接を受ける前には必ず面接対策をして本番に臨みましょう。
応募先の面接に合格したら内定通知を受け取ります。
内定通知に関しては以下の2パターンがあります。
- 転職エージェントから通知がくる
- 応募先から電話や書面で通知がくる
もし応募先から直接連絡がきた場合、転職エージェントに連絡をしましょう。
内定を承諾したら入社日と退職日の確定を急ぎつつ、必要に応じて年収交渉します。
「あと年収が50万円高かったら行きたい」
などと思っている場合は担当コンサルタントに交渉を依頼しましょう。
年収の交渉も理で行ってもらえるためスムーズに進むことが大半です。
内定時に年収が高ければ残業代などのベース賃金も変わってくるため、必ず納得いくまで交渉してもらいましょう。
労働条件、入社日が決まれば退職の手続きをします。
特に退職日は周囲の納得をもらいながら決めましょう。
「終わり良ければ全て良し」
という言葉があるように退職時に円滑に辞めることができれば退職後も良い人間関係が続きます。
退職前の最終出社日には必ずお世話になった方に挨拶をするようにしましょう。
入社後は基本的に転職エージェントと連絡を取り合うことはありません。
ですがマイナビ薬剤師やファルマスタッフなど、アフターフォローが細やかなサービスもあります。
内定獲得後も定期的に連絡をくれる、アフターフォローが手厚いエージェントを選ぶようにしましょう。
サービスに登録すると応募できる非公開求人とは?
転職エージェントには非公開求人という利用者だけが応募できる特別な求人があります。
非公開で募集される求人には、一般の転職サイトや情報誌には掲載されない、高待遇や好条件の募集が多いです。
たとえば、人気の企業や好条件の求人には応募が殺到します。
人事担当者が対応しきれないこともあり、ある程度人材を絞り込んで効率的に選考を進めるためにあえて非公開求人で募集します。
また企業、病院、薬局内部のスタッフに詳しい募集内容を知られないようにするために非公開にしているケースもあります。
管理薬剤師を目指すキャリア志向の方、高収入の求人を探している方は非公開求人をチェックしてみてくださいね。
非公開求人多数のおすすめサービスについても紹介します。
エクスファルマ
エクスファルマは薬剤師経験者・医療業界経験者のコーディネーターが転職サポートしてくれる転職支援サービスです。
円満退職するのための寄り添いサポートやスキルアップセミナー、転職後のフォローも手厚いのが特徴です。
一人ひとりの希望条件に合わせて積極的に交渉してくれるため、キャリアや待遇アップを目指したい方におすすめ。
病院薬剤師ドットコム
病院薬剤師ドットコムはアインファーマシーズのグループ会社、メディウェルが運営する病院専門の薬剤師転職サイト。
薬剤師、医師、病院事務職など医療従事者の紹介派遣事業による独自のネットワークでメディウェル限定の独自の非公開求人もあります。
病院への転職に強みがあるため、病院勤務の薬剤師求人を探したい方におすすめ。
ヤクジョブ
ヤクジョブはさくら薬局を運営するクラフト株式会社が100%出資しているクラシス株式会社の薬剤師専門転職エージェント。
正社員以外にもパート、契約社員、派遣や単発の求人もあり、たくさんの選択肢の中から仕事を選びたい方におすすめ。
調剤薬局の求人に強みがあるサービスです。
転職サイトと転職エージェントはどちらも無料で利用できるサービス
転職サイトと転職エージェントの最大のメリットとしては、どちらも無料で利用できるサービスだという点です。
求人情報を網羅させるためにも、転職エージェントや転職サイトはどちらも登録するようにしましょう。
たとえば1つの転職エージェント・転職サイトだけの登録であれば、転職先を決める時は
「そのサービスで保有している求人情報」の中からしか選ぶことができません。
1つの情報源だけを頼るということは情報に偏りが出てくるため注意が必要だと言えます。
また転職エージェントは転職サイトの求人情報だけでは分からない内部の細やかな情報も知っています。
大手から個人薬局までの転職事例を保有しているため、
「年収などの条件でスムーズに交渉可能か?」「キャリアプランは実現できるのか?」
など働き方の実情についても教えてもらえます。
転職を成功させるためには情報収集が必須で、多方面からアドバイスを受けることで情報を客観的に精査することができます。
薬剤師の転職市場の動向を知るためにも、できれば両方のサービスを利用することをおすすめします。
次は転職エージェントのお金の流れについて詳しく解説します。
転職エージェントのお金の流れとは?無料の仕組みについて詳しく解説
「無料で利用できる仕組みについてもっと詳しく知りたい」
と気になる方もいると思います。
お金の流れとしては求職者を企業に紹介し、手数料として報酬を受け取ることで成り立つビジネスです。
詳しくは以下の通りです。
(1)有料職業紹介業
有料職業紹介業とは、職業紹介に関し手数料または報酬を受けて行う職業紹介事業を言います。
(有料職業紹介事業は、職業安定法(以下「法」と言います。)
第32条の11の規定により求職者に紹介してはならないものとされている職業(具体的には港湾運送業務に就く職業及び建設業務就く職業がこれにあたります。)
以外について、法第30条第1項厚生労働大臣の許可を受けて行うことができます。
引用元:職業紹介とは|東京労働局
このように転職エージェントはこの有料職業紹介業にあたり、企業から報酬を受けます。
受け取る手数料は採用者の年収1/3が基本
転職エージェントの採用コストについては転職者の年収の1/3(年収600万円の場合200万円が採用費)と非常に高額です。
良い人材を採用するのにお金がかかるのは当たり前のことですが、高額と感じる経営者は多くいます。
また求職者が無料でサービスを利用できる仕組みについては、以下の法律で定められているためです。
(手数料)
第三十二条の三 第三十条第一項の許可を受けた者(以下「有料職業紹介事業者」という。)は、
次に掲げる場合を除き、職業紹介に関し、いかなる名義でも、実費その他の手数料又は報酬を受けてはならない。
一 職業紹介に通常必要となる経費等を勘案して厚生労働省令で定める種類及び額の手数料を徴収する場合
二 あらかじめ厚生労働大臣に届け出た手数料表(手数料の種類、額その他手数料に関する事項を定めた表をいう。)に基づき手数料を徴収する場合
② 有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。
ただし、手数料を求職者から徴収することが当該求職者の利益のために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、同項各号に掲げる場合に限り、手数料を徴収することができる。
有料職業紹介事業者は求職者からお金を取ることは原則禁止です。
上手に活用して、転職活動を効率良く進めていきましょう。
最後によくある質問と回答について紹介します。
薬剤師転職エージェントのよくある質問と回答
薬剤師に強い転職エージェントはどこですか?
薬剤師である筆者の経験上、薬剤師の転職に強いエージェントは【マイナビ薬剤師】です。
マイナビ薬剤師は圧倒的な求人数を誇り、全国15箇所に拠点を構えるため、どのエリアにも強いエージェントと言えます。
求人範囲も病院から薬局まで幅広く、迷ったらまずは登録をおすすめする転職エージェントです。
薬剤師のための転職エージェントの中では最強だと筆者は考えます。
派遣やパートの薬剤師求人が多い転職エージェントはどこですか?
派遣やパートの求人を探している薬剤師におすすめの転職エージェントはファルマスタッフです。
ファルマスタッフは派遣や紹介予定派遣の求人も多く、エリアも全国対応しています。
薬剤師転職で迷っている方にはマイナビ薬剤師やファルマスタッフの登録をおすすめしていますが、マイナビ薬剤師では派遣の求人を扱っていません。
「派遣の求人を探している」という方には、ファルマスタッフをおすすめしています。
登録後すぐに連絡はきますか?
エージェントに登録すると、営業日であればすぐに連絡がきます。
早いエージェントであれば登録して3分も経たないうちに、登録した番号へ電話がくることもあります。
もしその場で電話に出られなくても、登録したメールアドレス宛に担当者から
「直近でお電話可能な日がありましたら教えて下さい」
という内容のメールが届くため、自分の都合の良いタイミングを指定してコンサルタントと連絡を取ることができます。
筆者も転職エージェントへ登録したら、すぐに着信が来て慌てた経験があります。
反応が早いため、初めは少し驚くこと思いますが、対応はどの転職エージェントも迅速かつ丁寧な印象です。
電話での対応も丁寧ですが堅苦しい印象はありませんでした。
電話が苦手な筆者も最初こそは緊張していましたが、話しやすいコンサルタントさんが多いです。
メールでも相談はできるので、
- 仕事が忙しくなかなか電話の予定がとれない
- 電話が苦手
このような方でも安心して相談できます。
最近はコロナ禍も考慮して、オンラインで対応してくれるところも多いです。
すぐに転職の予定がなくても利用できますか?
すぐに転職する予定がなくても、転職エージェントは積極的に利用して大丈夫です。
その場合でもコンサルタントは嫌な反応せずにしっかりと相談に乗ってくれます。
筆者も半年~1年後の転職を見据えて、転職支援サービスをいくつか利用していました。
3ヶ月おきに担当コンサルタントと電話での相談をしたり、当時の求人状況について
「今だと○○方面だとこんな求人があがっている」
「○○の求人の傾向が増えている」
と詳細に話を聞くことができるため、転職検討段階から転職サイトやエージェントを有効にフル活用していました。
特にこのコロナ禍で薬剤師の転職事情は、売り手市場から買い手市場へと更に厳しくなっています。
そのため、早期から求人状況ついて情報を得っておくと有利に転職を進められます。
転職エージェントのコンサルタントは、
- 企業のページに載っていない情報
- 募集傾向
- 職場の雰囲気など
このような情報に詳しいので、気になる企業があれば早いうちに相談してみるという使い方もありますね。
また、直近の転職でなくても転職予定の時期を伝えておけば、初めから連絡を頻繁に取ろうとはしてきません。
そろそろ転職活動に本腰を入れるかなという時期や、こちらの希望の転職時期に沿って担当者が再度連絡してくれます。
筆者も転職活動の時期になった時に改めて面談をしてもらえたので、心境の変化なども伝えやすかったですね。
無理やり転職をすすめられませんか?
「転職エージェントは報酬のために無理やり転職を勧めてくるのでは?」と不安な方もいると思います。
ですが、よほど悪いコンサルタントに当たらない限りは無理に転職をすすめられる事はまずありません。
基本的にこちらの気持ちを考えてくれながら、良さそうな条件の転職先を紹介してくれます。
紹介時に面接を受けるか迷ってしまった場合でも、一週間ほど返事を待ってくれて
「その後お気持ちはどうですか。面接受けてみますか?」
といった感じで、再度こちらの気持ちを聞いてくれることが多いです。
転職を無理強いするような強引なコンサルタントはいませんでした。
もし無理やり転職をすすめるようなコンサルタントが担当であれば、担当変更依頼をしましょう。
登録するだけでも大丈夫ですか?
もちろん、登録するだけでも利用できます。
「転職するか迷っているけど、とりあえず登録してみた」
という方にも、現状と今後の希望についてじっくり話を聞いてくれます。
その上で、転職すべきかどうかをアドバイスしてくれます。
筆者も実は転職すべきかを悩んだことがあり、転職相談でも転職エージェントにお世話になりました。
当時勤めていた薬局が泣く泣く大手の調剤薬局に吸収されることになり、
「吸収先の正社員枠に入った場合、自分の年収が以前よりも少し下がるかもしれない。」
「もっと良さそうな条件の職場に転職したほうがいいですか?」
と担当コンサルタントに相談してみたところ、
- 吸収先の大手調剤薬局の採用状況や福利厚生
- 年収、勤務の様子
このような情報を詳細に教えてくれました。
「年収は今よりもやや下がるかもしれないが、福利厚生や退職金の面を考えると転職する必要はないと思います。」
「このまま吸収先の正社員になる選択肢も十分アリだと思いますよ」
などのアドバイスをくれて、転職を無理に勧めてくる事はありませんでした。
相談してきた人の勤務状況、今後の方針などをしっかりと考慮して助言してくれます。
転職エージェントを断りたい時はどうすればいいですか?
転職エージェントを途中で断ることは全く問題ありません。
特に複数登録している方は転職が決まったタイミングで断るケースが非常に多いため、コンサルタントも慣れています。
ですが礼儀として、社会人としてのマナーを守って丁寧に断るようにしましょう。
間違っても音信不通になるようなことだけはやめてください。
断り方はメールや電話が基本ですが、当日に面談や面接がある場合は電話ですぐに連絡してください。
内定辞退するときはエージェントを経由して、担当コンサルタントに断りの連絡をしてもらいます。
転職エージェントに対して謝罪の言葉とともに、断りの電話やメールを送るようにしましょう。